SIMフリー 中国でスマホ 中国出張 のお勧め記事

ASUS Zenfone3は中国出張の最適SIMフリーになるか?

zenfone3

先日発売になったばかりのZenfone3、けっこう話題になっているようで、もう購入したという方も、今検討中という方も多いと思います。

さてそんなASUS社の新型スマートフォンZenfone3は中国でも使えるのか、どうやったら中国で使えるのか、(若干出遅れ感はありますが)ちょっと探っていきたいと思います。

Zenfone3が発売になりましたね

先週末に発売になったZenfone3、あちこちの量販店や報道でもその名前を見るようになって、SIMフリースマートフォンがだんだん一般的になっているのを感じています。

量販店によっては在庫切れになっているお店もあるとかで、その人気が伺えます。

「Zenfone3ってどんなスマホ?」という方にはこちらのブログ記事がオススメです。

Zenfone3には様々な国別モデルがある

さて今回、メディアや多くのブログなどではZenfone3の「日本価格」が取り上げられています。

5.2インチZenfone3(ZE520KL)の台湾現地価格が、日本円に換算すると約2.6万円相当なのに対して、日本正規版は約4.3万円とかなり差があるにもかかわらず、日本モデルと台湾モデルの違いがそれほど大きくないことから、割高感を覚える人が多いようです。

ただ、ASUS JAPANでは「日本モデル以外はサポート対象外」と述べていることや、台湾版には日本での使用に必要な「技適」マークが付いていないことを考えると、日本でもメインに使うならやはり日本正規発売品を購入するのが良さそうです。

格安SIMのNifmoなどのキャッシュバックキャンペーンを活用すると、日本正規版でも比較的安く購入することができますね。

ちなみに、Zenfone3(ZE520KL)には以下のモデルがあるようです。

  • ワールド(WW)モデル
  • インド(ID)モデル
  • インドネシア(IN)モデル
  • タイ(TH)モデル
  • 台湾(TW)モデル
  • 日本(JP)モデル
  • 香港(HK)モデル
  • ブラジル(BR)モデル
  • 中国(CN)モデル

Zenfone3(ZE520KL)日本モデルの対応周波数

さて、SIMフリースマホと言えば、海外でもSIMを挿し替えて使えるのがその魅力の一つです。

Zenfone3は台湾のメーカーの製品なので、台湾のSIMではほぼ問題なく使えるのは当然として、中国では使えるのか、ちょっと調べてみました。

まずは、Zenfone3日本モデルの対応周波数を公式サイトから確認します。

zenfone3_bands

Zenfone3は台湾/日本/香港モデルが同じバンド対応になっているようです。

対応バンドを書き起こしてみました。

4GFDD-LTE1
2
3
5
7
8
18
19
26
28
TD-LTE38
39
40
41
3GWCDMA UMTS1
2
5
6
8
19
3GGMS EDGE850
900
1800
1900

壁越え「香港SIM」を使う場合

それでは早速、日本版5.2インチZenfone3(ZE520KL)が中国でも使えるか、検証していきたいと思います。

まずは、出張族など短期滞在者向けに「香港SIM」を使う場合を考えます。

チャイナ・モバイルの3G(TD-SCDMA)には非対応

まずは香港SIMの代表格とも言える「中国移動香港」SIMを使う場合、チャイナ・モバイル(中国移动)のバンドに対応している必要があります。

Band移动
4GTD-LTE B38
TD-LTE B39
TD-LTE B40
3GTD-SCDMA
2GGSM800
GSM1800

こうして見ると、Zenfone3の日本モデルはチャイナ・モバイルの3G規格(TD-SCDMA)に非対応のようです。

特に都市部ではほとんどのエリアが4G対応しつつあるチャイナ・モバイルですが、やはりビルの谷間や地下鉄の駅間など、3Gに落ちることもまだ時々あります。

そうした瞬間にサブ的に3Gの電波を拾えないのは、ちょっと気にはなりますね。

ただ、チャイナ・モバイルの3Gは繋がったとしても激遅なので、3Gエリアに落ちたらあきらめるという使い方なら、中国移動香港SIMでも十分に使えます

チャイナ・ユニコム「跨境王」の3G/2Gエリアには全対応

続いては、中国聯通HKが発売している「跨境王」SIMについても確認していきたいと思います。

Band联通
3GWCDMA B1
2GGSM800
GSM1800

こちらは、3G/2G全バンドに対応しているので、かなり広いエリアで使えそうですが、SIM自体が4Gに非対応なために、どうしても速度が遅くなるのがデメリットです。

「跨境王4G」との相性は抜群!

そして、最近香港で発売になったという待望(?)の中国聯通HK「跨境王4G」SIM。

さっそく日本Amazonでも取扱う業者が出ています。

さて、その「跨境王4G」とZenfone3の相性はと言うと…

Band联通
4GTD-LTE B38
TD-LTE B40
FDD-LTE B3
3GWCDMA B1
2GGSM800
GSM1800

「跨境王4G」はうれしい全バンド対応です。

こちらは元祖「跨境王」とは異なり中国側の電話番号が付いていないのですが、チャイナ・ユニコム(中国联通)のFDD-LTEに対応したのが大きいですね。

ただ、動作がまだ若干不安定なようですので、特に香港SIM初心者の方は十分情報が出揃ってから購入することをお勧めします。

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中国現地SIM✕日本版Zenfone3の場合

さて、次に検討するのはZenfone3を日本で買って行って、中国で現地SIMを挿して使いたいという場合です。

仕事や留学などで長期滞在する方がこのパターンに当てはまるでしょうか。

上海浦東空港などでもこの現地SIMは購入できますが、VPNを使わないと色々なサイトに繋がらなくてかなり不便なので、短期旅行の場合は上で紹介した「香港SIM」が絶対オススメです。

チャイナ・モバイル(移动)、チャイナ・ユニコム(联通)、チャイナ・テレコム(电信)を一緒に見ていきます。

Band移动联通电信
4GTD-LTE B38
TD-LTE B39
TD-LTE B40
FDD-LTE B3
3GTD-SCDMA
WCDMA B1
CDMA2000
2GGSM800
GSM1800
CDMA

日本版Zenfone3はチャイナ・テレコムと相性が悪い

こうして見るとチャイナ・テレコムとの相性がかなり良くないですね。

4G(LTE)では繋がるので、全く使えない、ということはありませんが、3G/2Gエリアでは全く使い物になりません。

チャイナ・テレコムは4Gエリアの整備が遅れていると聞いていますので、Zenfone3日本版とチャイナ・テレコムSIMの組み合わせはかなり不便かもしれません。

中国メインで使うなら中国版Zenfone3がオススメ

中国ASUS Zenfone3

Zenfone3は中国でも「性能怪兽」というニックネームで既に発売されていて、エントリー機の5.5インチZenfone3(ZE552KL、日本未発売モデル)は「ZenFone 3灵智」という名称になっています。

中国版Zenfone3にはその他に、尊爵旗舰傲视という3種類のバージョンがあるようです。

中国ASUSのサイトから、中国版5.5インチZenfone3の対応バンドを確認してみます。

Zenfone3中国版周波数

中国の携帯電話各社のバンドと対応させてみるとこうなります。

Band移动联通电信
4GTD-LTE B38
TD-LTE B39
TD-LTE B40
FDD-LTE B3
3GTD-SCDMA
WCDMA B1
CDMA2000
2GGSM800
GSM1800
CDMA

見事に3キャリア全バンドに対応していますね。

という訳で、中国メインでZenfone3を使うなら、中国版を現地で購入するのが良さそうです。

このように3キャリアの全周波数に対応している機種を中国では「全网通」と呼んでいます。

一方で、中国版5.5インチZenfone3(ZE552KL)は日本の携帯電話会社が使ういくつかの周波数に対応していないので、日本帰国時に使う場合は注意が必要です。

応用編:Zenfone3のDSDS機能を活かして移動/聯通の2枚挿しも

Zenfone3は、最近のSIMフリースマホでは増えてきている3G同時待ち受け対応機種です。

この同時待ち受け機能は略してDSDSと呼ばれているようです。

3G同時待ち受けとは、スマートフォンに2枚SIMを入れることができつつ、同時に3G電波を待ち受けすることができる機能のことです。

Honor6 plus

例えば、中国移動香港データSIMと、「跨境王」SIMをZenfone3に入れておいて、速度が速い中国移動香港のデータSIMをネット回線用、「跨境王」を音声通話回線用としてスタンバイさせておき、チャイナ・モバイルが3Gに落ちてしまったら、チャイナ・ユニコムの3G回線でデータ接続する。

こんな使い方も、Zenfone3のDSDS機能を使えばできそうな気がします。(DSDSをまだきちんと理解していないので、もしかしたらムリなのかもしれません)

実は、私が最近の中国出張で使っているファーウェイのHonor6 Plusという機種もデュアルSIM仕様で、中国移動香港とチャイナ・ユニコムHKのSIMを2枚挿ししているのですが、Honor6 PlusはどちらかのSIMが2G待ち受けになってしまうため、「跨境王」を2G待ち受けの実質音声専用SIMとして使っています。

これがチャイナ・モバイルの高速4Gエリア+チャイナ・ユニコムの中速3Gエリアの両方で使えるようになったら、かなり手強いのでは、と思うのですが…

まとめ:「性能怪獣」ASUS Zenfone3は中国でもかなり使えそう

今回はZenfone3の周波数(バンド)の性能だけを見ていきましたが、この新機種、その他にもカメラ性能やCPU性能など、かなり高性能なんですよね。

中国でも十分使える(中国移動3Gは拾いませんが、そこは工夫次第でなんとかなるので)ことが分かったので、中国出張が多い人でも使えそうです。

Zenfone3、AndroidのSIMフリースマホを考えていたという方にはオススメの1台です。

-SIMフリー, 中国でスマホ, 中国出張

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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