iPhone 中国でスマホ 中国出張 のお勧め記事

日本で買ったiPhone7/iPhone7 Plusは中国でも使えるのか調べてみた

2016/10/05

先月発売になったiPhone7/iPhone7 Plus、もう購入したという方も、検討中という方も多いと思います。

さてそんなApple社の新型スマートフォンiPhone7は中国でも使えるのか、どうやったら中国で使えるのか、(若干出遅れ感はありますが)ちょっと探っていきたいと思います。

iPhone7が発売になりましたね

長い夏休みをいただいていた間に、すっかり世間の情報に乗り遅れてしまいました。

先月はiPhone7とiPhone7 Plusの発表と発売開始で、世間はずいぶんと盛り上がっていたようですね。

iPhone6sと代わり映えがしないとか、当初はネガティブな意見も多く見られましたが、発売日になってフタを開けてみると、ほぼ全機種が即完売で、聞くところではいまだに入荷待ちの方も少なくないとか。

iPhone7在庫

私も、これまでスマホはずっとAndroid派だったのですが、今回のiPhone7はなぜだか妙に気になっているんですよね。

個人的には、カメラ機能がかなり進化したらしいiPhone7 Plusに注目しているのですが、予算の兼ね合いもあるのでどうしようかといまだに迷っているところです・・・

日本向け特別仕様のiPhone7(iPhone7 Plus)

さて今回、メディアや多くのブログなどでも取り上げられているのが、iPhone7の「日本特別仕様」です。

詳しい内容は専門のサイトに譲るとして、iPhone7(iPhone7 Plus)の国際版と日本版との大きな違いとして挙げられているのが次の2点です。

  • Felica(モバイルSuica、おサイフケータイ)対応

  • Band11(au), Band21(docomo)対応

iPhone7(iPhone7 Plus)のモデルNo.は、以下のようになっています。
・日本向け⇒A1779(iPhone7)とA1785(iPhone7 Plus)
・米Verizon+中国・香港向け⇒A1660(iPhone7)とA1661(iPhone7 Plus)
・米AT&T+欧州向け⇒A1778(iPhone7)とA1784(iPhone7 Plus)

最初のFelica(モバイルSuica)対応は置いておくとして、中国出張組として気になるのが、2番めの「日本独自の周波数への対応」ですね。

私のような電波オタクならともかく、普通の人は「日本独自の周波数に対応」と言われると、「じゃあ中国の周波数には対応しているの?」と考えてしまうものです。

結論から言えば「iPhone7/iPhone7 Plusは中国でも使えます」

記事を書いていたらずいぶんと長くなってしまったので、このあたりで先に結論を書いておきたいと思います。

日本で買ったiPhone7/iPhone7 Plusは(周波数的には)中国でも使えます。

ここからは、ちょっとそのあたりを詳しく解説していきたいと思います。

初級編:SIMロックについて

さて、自分が日本で買ったiPhone7(iPhone7 Plus)が中国でも使えるかを確認するため、最初に確認したいのが「SIMロック」の有無です。

もしこれから、中国でも日本でも使えるiPhone7(iPhone7 Plus)を購入したいと思っているなら、Apple Storeで「SIMフリー(SIMロックフリー)版」を購入するのが絶対オススメです。

オンライン、実店舗どちらでも、Apple Storeで販売されているiPhoneは(特に明記されていない限り)すべてSIMフリー版となっています。

さて、docomoやau、ソフトバンクなどのショップで購入したiPhoneには「SIMロック」が掛けられているので、そのままでは中国で使うことができません。

正確に言うと「中国のSIMに挿し替えて使うことができない」ですね。

この場合、2つの方法があります。

初級その1:「海外パケ・ホーダイ」などの海外ローミング定額プランを利用する

もしご自分のiPhoneがdocomo、au、ソフトバンクの(キャリア版)iPhone7で、SIMロックがかかっている場合、「海外パケ・ホーダイ(docomo)」「海外ダブル定額(au)」「海外パケットし放題(ソフトバンク)」などの名称で携帯電話各社が提供している海外ローミング定額プランを利用するのが一番簡単です。

中国で海外ローミング定額プランを使うには、現地に着いたら設定画面から「海外ローミング」をONにするだけ

どの会社のiPhone7でも中国で問題なく使えるので安心してください。

厳密には中国の周波数に対応しているかの確認も必要ですが、ここは初級編なので複雑な説明は控えます(その辺りは中級編で)。

この方法のメリットは、簡単な上にGFW(金盾とも言われる)中国のネット規制も確実に回避できること。

このネット規制回避のことを通称「壁越え」と言います。

ただこの方法、簡単・便利しかも壁越えもできる優れものなんですが、費用が1日2,980円とかなり高額なんですよね。

3日間で9,000円、5日間だとなんと15,000円。。。

できればこの費用、なんとかしたいところです。

ドコモなら1280円のプランもありますが…

docomoには「海外1dayパケ」(中国では24時間1,280円/30MB)というプランもありますが、使えるデータ量がたったの30MBということなので、地図アプリなどを使っているとあっという間に容量をオーバーしてしまいそうです。

また、auの「世界データ定額」は中国に対応していません。

中国で使える地図アプリ

ちなみに、中国ではGoogleMapが使えません。

壁越えして使っても座標がずれてしまいとても不便なので、中国の地図アプリ「百度地図(百度地图)」をあらかじめインストールしておくのがオススメです。

初級その2:海外用WiFiルーターをレンタルする

という訳で、次の方法としては「海外用WiFiルーター」のレンタルがあります。

中国向けの海外用レンタルWiFiルーターサービスを提供している会社はいくつかありますが、やはりレンタルWiFiの場合も「壁越え」ができると何かと便利です。

現在、壁越え可能な中国向けレンタルWiFiを提供している会社には、エクスモバイルとグローバルWiFiの2社があります。

この2つの会社は、それぞれ壁越えに使っている方法が違います。

初心者にオススメ:エクスモバイルの中国データパック

初心者にオススメなのはエクスモバイルの「中国データパック」です。

というのも、エクスモバイルの壁越え方式は設定不要でそのまま使えるので、機械の苦手な方でもすぐに使えるんです。

それでいて、価格も海外パケット定額よりかなり安くなるので、WiFiの接続ができる方ならこちらをレンタルしていくと通信費の節約になりますね。

容量がたくさん必要なら:グローバルWiFiの中国VPNプラン

海外専用グローバルWiFiの「中国VPNプラン」は「通常の中国回線+VPN」という仕組みで壁越えを実現しているため、iPhoneにVPNの設定をする必要があります

そんなに難しい設定ではないようですが、それでも、機械が苦手な方にとってはハードルがやや高いかもしれません。

一方で、グローバルWiFiには「大容量プラン」の設定があるのが強みです。

業務の都合やグループ旅行などで、パケットの消費が多そうな場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

次はSIMフリーまたはSIMロックを解除したiPhone7(iPhone7 Plus)を持っている方向けの、中級編です。

中級編:iPhone7(iPhone7 Plus)のSIMを挿し替えて使う

次に、iPhone7(iPhone7 Plus)のSIMを挿し替えて使う方法を検討してみます。

SIMフリー(またはSIMロック解除済み)のiPhone7(iPhone7 Plus)を持っている場合、SIMを差し替えることで海外でも比較的安価にモバイル回線に接続することができます。

中級編《準備》:ショップで「SIMロック解除」してもらう

docomoやau、ソフトバンクで購入したiPhone7(iPhone7 Plus)はそのままだとSIMロックがかかっていますが、一定の条件を満たすとショップでSIMロックを解除してもらうことができます。

ただ、この「SIMロック解除」は、端末購入から181日(ドコモは6ヶ月)以上経過していないと受け付けてもらえないため、iPhone7がSIMロック解除できるようになるまでにはまだしばらく時間がかかりそうです。

docomoでは「対象回線におけるSIMロック解除実績があり、かつ前回のSIMロック解除受付から6か月以上経過している場合は、端末購入日から6か月経過していない場合でもSIMロック解除の手続きが可能」とあるので、場合によっては今からでもiPhone7のSIMロック解除を受け付けてもらえるようです。

もし、機種変更前のiPhone6などが手元に残っていれば、それをSIMロック解除してもらって中国で使うこともできますね。

ちなみに、iPhone7(iPhone7 Plus)のSIMのサイズは「nano(ナノ)SIM」です。SIMカードを購入する際は「ナノSIM対応」であることの確認をお忘れなく。

iPhone7は中国の周波数に対応しているか

さてやっと本題、「iPhone7は中国の周波数に対応しているのか」を確かめないといけません。

というのも、世界で使われている携帯電話の周波数は国によって様々で、携帯電話(スマホ)が現地の周波数に対応していないと、いくらSIMロックが解除されていても(SIMフリーでも)現地のSIMを挿して使うことができないのです。

中国には、「チャイナ・モバイル:中国移動(中国移动)」、「チャイナ・ユニコム:中国聯通(中国联通)」、「チャイナ・テレコム:中国電信(中国电信)」の3つの携帯電話会社があります。

壁越えSIMの対応周波数を確認

ここでもやはり、壁越えができると何かと便利なので、(中級編での)選択肢はチャイナ・モバイル(中国移動)かチャイナ・ユニコム(中国聯通)の2つに絞られます。

チャイナ・モバイル、チャイナ・ユニコムそれぞれ「中国移動香港」、「中国聯通香港」という香港の会社を経由することで壁越えを実現しています。

iPhone7(iPhone7 Plus)は中国移動・中国聯通に対応しているか

本題に戻って、「iPhone7は中国(中国移動・中国聯通の壁越えSIM)の周波数に対応しているか」について引き続き検討します。

中国移動は、TD-LTEのBand38(2.5GHz帯)、Band39(1900MHz帯)、Band40(2.3GHz帯)の3つのバンド(周波数)を使用しています。

それに加えて、地方部や電波環境の悪い場所などではTD-SCDMAという周波数も使われています。これは一般のSIMも壁越えSIMも同じです。

中国聯通の場合、壁越えSIMは3Gのみ対応のため、使っている周波数はWCDMA(UTMS)のBand1(2,100MHz帯)となります。

iPhone7(iPhone7 Plus)は壁越え香港SIMの全周波数に対応

次に、Appleの公式サイトから日本版iPhone7(iPhone7 Plus)の対応周波数を見てみます。

上でも触れましたが、日本版のモデルNo.は「A1779」もしくは「A1785」です。

iPhone7(iPhone7 Plus)の対応周波数を見ていくと、TD-LTE(バンド38、39、40)、TD-SCDMA2,000、UMTS2,100MHzのすべて記載がありました。

ということで、日本のiPhone7(iPhone7 Plus)はSIMロックが解除されていれば、中国のどの(壁越え)SIMで使っても問題ないことが分かりました!

中国向けの壁越えできるSIM(香港SIM)は、日本のAmazonでも購入できます。

壁越え香港SIMについては以前に下の記事でまとめているのでぜひご覧ください。

最後の上級編は、主に長期滞在される方向けの現地SIMの使い方です。

上級編:現地SIM+VPNを使う

さて、SIMフリーの(またはSIMロックを解除した)iPhone7(iPhone7 Plus)を持っていて、壁越え用の香港SIMではなく現地SIMを使いたい、という方もいるかもしれません。

VPNを使えば壁越えも可能

いくらか手間が(費用も)かかりますが、VPNを使って壁越えしている人も多くいます。

VPNは時折つながらなくなることがあるので、時間が勝負の短期出張には基本的にお勧めしません。

長期滞在では現地SIMを使うことに

少し前にも問い合わせフォームから質問をいただいたのですが、現地会社への赴任や出向などで中国に長期滞在する予定の場合は、香港SIMは費用の面で現実的ではないため、多少の不便さがあっても現地SIMを契約することになると思います。

現地SIMでは、そのままではGmailなど色々なサービスが使えないなどの不便さがありますが、長期滞在の場合は、自分のネット生活スタイルをそうした規制されているサイトに依存しないように調整するのも賢い方法ですね。

そうすると、SIMの選択肢はチャイナ・モバイル:中国移動(中国移动)、チャイナ・ユニコム:中国聯通(中国联通)、チャイナ・テレコム:中国電信(中国电信)の3社すべてに広がります。

どの通信会社のSIMがいいかは、都市によってかなり様子が異なるようですので、ぜひ現地のお知り合いに尋ねてみてください。

iPhone7/iPhone7 Plusは中国の現地SIMで使えるか

中国の3つの通信会社の使っている周波数は以下のようになっています。

周波数(バンド)は「Band◯◯」と表記する方法や、短縮して「B◯◯」と表記する方法などがありますが、意味は同じです。

Band移动联通电信
4GTD-LTE B38
TD-LTE B39
TD-LTE B40
FDD-LTE B3
3GTD-SCDMA
WCDMA B1
CDMA2000
2GGSM800
GSM1800
CDMA

さて、中級編でも確認したiPhone7(iPhone7 Plus)の公式サイトから、対応周波数をもう一度確認してみます。

ただ、ここまでくると見方もかなりややこしくなってきますので、上の表で対応している周波数はピンク、非対応周波数をグレーで網掛けしておきました。

さすがiPhone7/iPhone7 Plus、中国の携帯キャリア3社ほぼ完全対応、ですね。

ただ1箇所だけ、チャイナ・テレコム(电信)のCDMA(2G)だけ非対応になっていますが、これは私たち外国人の一般的の行動範囲ではまず出現しないレア周波数なので、気にする必要はないでしょう。

2016/10/05訂正:
チャイナ・テレコムの2G(CDMAone)は3GのCDMA2000と互換性があるため、日本版iPhone7/iPhone7 Plusでも接続できるようです。

まとめ:iPhone7(iPhone7 Plus)は中国最強スマホ

ということで、見る限りではiPhone7/iPhone7 PlusはiPhone6sに引き続き中国最強スマホと言っても良さそうです。

iPhone7から日本向けに特別バージョンが出たとのことで少し心配しましたが、そのために他の対応周波数が削られた訳ではないようなので、一安心ですね。

読者の皆さんも、「◯◯版iPhone7/iPhone7 Plusと中国◯◯のSIMで使えたよ!」という情報がありましたら、滞在した都市の名前も添えて、ぜひコメントでお知らせくださればうれしいです。
そうすると、後でこの記事を見られた方に、より確度の高い情報が提供できるかな、と思います。

でも、高いですよね・・・

私もかなり心惹かれるものがありますが、ただこれだけ高額だと、中国で紛失したり盗難に遭ったりした時には目も当てられないことになりそうです・・・

私と同じ心配をされている方は、もう少し安価な楽天モバイルHonor6 Plusや、中古のSIMフリーiPhone6/iPhone6sをヤフオクで買うのも一つの方法、かもしれません。

ところで、海外旅行保険の準備はお済みですか?
C-STUDYイチオシのEPOSカード年会費完全無料なのに、
 海外旅行保険自動付帯
 治療保障最高270万円
 キャッシュレス診療対応
といいことづくめ。
海外旅行に行くなら持っておいて絶対損はしませんよ。
【今なら8000pt還元中】エポスカードに入会するなら今がチャンス! 

-iPhone, 中国でスマホ, 中国出張

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

共有する

これは役に立つ!面白い!と思ったら共有してくださるとうれしいです。シェアしていただけると、がぜんやる気がでます^^

C-STUDYの定期読者になりませんか?

ブログの更新情報をメールでお届けします。購読は無料、解除も簡単です。 読者数:244人

関連記事