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いもむし電車?吉林省長春市でLRT(軽軌)に乗ってきた

長春LRT軽軌

今年7月のハルビン出張の際、お隣の吉林省長春市に出かけたついでに、長春のライトレール(LRT)にも乗ってきました。

中国で最も早くに開業したライトレールは、路面電車でもなく、地下鉄でもない、近郊電車ともまた違う、不思議な乗り物でした。

ライトレール(LRT)って?

ライトレールとは、Wikipediaによれば、「大部分を専用軌道として部分的に道路上(併用軌道)を1両ないし数両編成の列車が電気運転によって走行する、誰でも容易に利用できる交通システム」とのことです。

日本では、東急世田谷線や江ノ島電鉄(江ノ電)などがライトレール(LRT)の分類になるみたいですね。

中国のLRT(轻轨)

中国でも各都市にLRT(轻轨)が建設されています。

百度百科で轻轨の項目を見てみると、中国では長春(长春),大連(大连),上海(上海),天津(天津),重慶(重庆)で既に運営されているとのこと。

例えば上海地下鉄(上海地铁)では、5号線と6号線が轻轨に相当する路線のようです。

そう言えばこの前6号線に乗ったとき、いやに車両が小さいなと思ったのですが、あの路線は地下鉄ではなくてLRTだったんですね。

上海地下鉄6号線の車両はミニサイズ

上海地下鉄6号線の車両はミニサイズ

ただ、LRT(轻轨)と地下鉄(地铁)は一体的に運営されていることが多いため、市民の間ではあまりはっきり区別されていないことが多いのが現状です。

長春市(吉林省)のLRTに乗ってきた

LRTとは、という話はこのぐらいにしておいて、今年の夏に吉林省(吉林省)長春市(长春市)に行ってきたのですが、

長春駅

その際に、現在中国で運行されているLRTの中では一番歴史の古い、長春LRT(长春轻轨)に乗ってきました。

長春LRT路線図 クリックすると公式サイトにジャンプします

長春LRT路線図 クリックすると公式サイトにジャンプします

乗り場にたどり着くまでが一苦労

さて、ハルビンから中国版新幹線(高铁)に乗って長春駅に到着したので、LRTの駅を探します。

長春LRTは長春駅を起点に3号線と4号線の2本の路線が運行されていて、事前に調べた様子だと長春駅の構内かすぐ近くから乗車できるようなのですが…

初めての場所での土地勘には結構自信のある私なのに、すっかり迷ってしまいました(^^;

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駅の構内では「轻轨はこちら」みたいな案内表示があって、それに従って進んでいたのですが、駅を出た途端に案内表示がなくなってしまい、しばらく長春駅の周りをぐるぐるしてしまいました。

どうにもわからなかったので、その辺にいたおじさんに聞いてみました。「LRTの乗り場はどこですか?(轻轨车站在哪儿?)」

おじさんが目で教えてくれたその先を見ると、LRTの車両がドカン、と。

長春LRT

ちょっと私の想像してたLRT駅舎とは違ったので、完全に気づかなかったようです(^^;

今回、私が乗車したのは3号線で、3号線の乗り場は長春駅の南口を出て、目の前の道路まで出てから右側を見るとすぐあります。

さっきの写真で説明すると、こんな感じです。

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実はおじさんに道を尋ねた時、私の目の前にはLRTのきっぷ売り場(售票处)があったのですが、そのあまりの地味さ加減にすっかり見落としていました。

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長春LRTの運賃

長春LRTの運賃は、初乗りが2元となっていました。

運賃表を見ていると、15駅ぐらいまでは2元で行ける感じです。

その後は3元、今のところ最も遠いところでも4元で行けます。

長春の交通カードを買ってみた

長春にまた来ることがあるのかどうかは分かりませんが、最近は訪れた都市の交通カード(交通卡公交卡一卡通)をついつい買ってしまいます。

交通カードは都市によって売り方が様々なので、いちいち聞かないといけないのが面倒楽しみです。

きっぷ売り場で「交通カードはどうやって買いますか(一卡通怎么买?)」と尋ねてみました。

長春の交通カードは、発行手数料(工本费)が12元(保証金ではないので返却しても返ってきません)、チャージ(充值)は50元単位でできるそうです。

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ということで、1枚購入し、50元をチャージしてみました。

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ポケットに入れて折り曲げちゃう人が多いんでしょうね。係員の方に「折れ曲がっちゃうと使えないからケースに入れたまま使ってくださいね」と注意を受けました。

長春の交通カードはバスの乗車ができません

長春LRT3号線 長春駅

交通カードも手に入れたので、さっそくLRTに乗ってみます。

LRTの乗り場は、きっぷ売り場と少し離れた場所にあって、これもまた地味な乗り場です。

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私の育った愛知県豊橋市には路面電車が走っているのですが、その路面電車のような風情だなーと、一瞬懐かしく感じました。

改札口はよくあるバータイプですが、手前で係の方が人の流れをコントロールしています。

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ホームに入ってみて分かったのですが、LRTのホームは非常に狭くてすぐに人で溢れてしまうようです。

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それで、危険防止のため、人があまりにも多くなると入場制限をかけているようです。

LRTは車両も小さく、完全にキャパをオーバーしてしまっており、私も列車を2本待ってようやく乗車することができました。

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ただ、本数はかなり多いようなので、長時間待たされるということはありません。

路面電車のような低床型

長春LRTには、路面電車のような床が低い車両が採用されているので、比較的乗り降りがしやすいのが特長です。

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ただ、ホームと線路の高低差が少ないために、ホームから線路に降りてしまう人が後を絶たないようで、注意書きがあちこちにありました。

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車内の段差が大きい

さらには、低床であることの代わりに、車内の段差がかなり大きいため、乗車してから着席するまでに時間がかかるのが難点ですね。

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また、車内の段差が大きいことから、近距離を乗車する人がどうしても乗降口付近に固まってしまい、車両の大きさの割に乗車できる人数が少なくなってしまうように見受けられます。

長春は地方都市と言えども、市域人口が450万人もいますから、この人口を短編成のLRTでさばくのはちょっと辛そうです。

半自動運転で乗り心地は快適

先頭車両から運転席をちょっとのぞいてみると、運転士は女性の方で、運転は半自動化されているようでした。

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軌道はコンクリート枕木を敷いた専用線になっていて、乗り心地はかなり快適でした。

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長春では現在、地下鉄1号線、2号線が建設されており、最近のニュースでは送電設備を含めた設備試験運転が始まったとのことです。

都市交通がどんどん発展していく中国の地方都市、長春のこれからの発展にも目が離せません。

初めての土地で市民の乗り物に乗ってみると、地元民にちょっと近づけたような気がして楽しいですね。

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この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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