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中国のネット制限が回避できる「跨境王」の使い方 速度はやや遅めの3G接続

2016/09/20

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中国でも"例の"ネット規制を回避できると評判の香港SIM、今回は2種類を使ってみました。

まずは、中国の電話番号で音声通話ができて、低速かつ低容量ではあるものの規制フリーのネット回線も確保できるという「跨境王」を使った様子をレポートします。

ビジネスマン向き?の「跨境王」

中国のネット規制を回避できる香港SIMには種類がいくつかあります。

以下の記事では中国のネット規制を回避できる香港SIMを5種類比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回使った「跨境王」の特長については、以下の記事で詳しく解説しています。

中国聯通香港データ通信SIM

「跨境王」の主な特長を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 中国の電話番号で電話ができる=現地企業などとの連絡に使える
  • ネット規制が確実・簡単にできる=Gmailなど確実に受信できる
  • 通信容量が少なめ=SNSなどに使いすぎると容量オーバーの危険あり

こうした特長を考えると、「跨境王」は電話番号が必要で、Gmailを受信したい、1週間500MBで十分足りるというようなビジネスマンに向いているのかもしれません。

北京で跨境王を使ってみた

今回は現地のガラケーのみ友人と連絡を取りたかったのと、時間があったら銀行に口座を開こうと思っていたので、電話番号が取れるこちらを選択。

【中国聯通香港】「 中国 香港 マカオ 台湾共通 3Gデータ・プリペイドSIM 跨境王 Cross-Border King 加強版 上網 / SIMカード 」
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それから、今回北京に持って行ったスマホがTD-LTE非対応機種なのでチャイナ・ユニコムを選ぶしかないというのもあります。(このあたりは上でも紹介した「中国でもLINE Facebook Gmailが使える「香港SIM」5種類まとめ」で解説しています)

ということで、セントレア発エティハド航空EY889便で北京首都国際空港に到着してすぐ、さっそく跨境王SIMを使ってみました。

跨境王のアクティベーション(日本でもできます)

まずはSIMをアクティベーション(有効化)するために、スマホのSIMを入れ替えます。
中国でLINE Twitter Facebook Gmailが使えるSImカード

自動的に通信が始まって、アクティベーション完了です。あっけないです。

アクティベーションが完了すると、ポップアップメッセージが表示されました。(この辺りはスマホの機種によるかもしれません)

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日本でアクティベーションする方法

ただ、実は私はこの作業を出発前に日本で行ってしまいました。

操作を間違えるとローミング料金がかかりますので、初めての方は中国に到着してからのアクティベーションをお勧めします。

日本でアクティベーションをしておきたい場合、①データローミングをOFFにしたまま、②日本で跨境王のSIMに差し替え、③通信事業者をSoftbankに切り替えればOKです。

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今の跨境王はnano/micro/標準SIM対応

今回購入した「跨境王」SIMは、標準サイズのSIMに切れ目が入っていて、micro/nanoサイズにもなるようになっていました。

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サイズを間違えても、パーツをパチっと嵌めなおせば別のサイズになるので安心です。

しかし日本のSIMはどうしてこういう仕組みにしないんでしょうかね?

跨境王をオンラインでチャージ(短期なら不要かも)

7日間300MBパックを使い捨てする予定の方は、電話を使いすぎなければチャージ不要ですが、30日パックを購入したいとか、次回の渡航でも使いたいという場合はチャージが必要になります。

跨境王の有効期間は90日ありますが、毎月18香港ドルが基本使用料として引かれるため、初期残高のままでは翌月には残高不足になってしまいます。

私は次回も跨境王を使用する予定のため、さっさとチャージしてしまうことに。

チャージは中国聯通香港のサイトからできます。

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チャージにはVisa/MasterクレジットカードとPaypalが使えます。

日本でアクティベーションしてしまうと、自宅で焦らずチャージできるのがいいですね。

今回はたっぷり300香港ドルをチャージして有効期間を1年間延長しておきました(^^;

跨境王のチャージ方法

①中国聯通香港(チャイナ・ユニコム香港)のチャージ専用ページを開きます。

http://hk.chinaunicom.com/tp/

②跨境王の電話番号(香港の番号8桁)を入力し、「增值TopUp」ボタンをクリックします。

中国聯通香港チャイナ・ユニコム

增值方式はデフォルトの「信用卡CreditCard/銀聯卡Unionpay/Paypal」のままで大丈夫です。

③チャージ額を選択し、「確認」ボタンをクリックします。

跨境王チャージ方法

跨境王の料金は以下のようになっているので、自分の必要な分を計算してチャージすると良いでしょう。

1日300MB38HK$
7日500MB78HK$
30日100MB35HK$
月額基本料金18HK$

また、跨境王の有効期限は100HK$以上のチャージで180日、300HK$以上のチャージで360日延長されます。

④支払い方法を選択します。

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支払い方法を選択し、「本人已年滿18歲並已仔細閱讀及同意 《中國聯通(香港)網上增值使用條款》 」にチェックを入れて、「確認」をクリックします。

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跨境王に定額プランを設定します

次に、跨境王をそのままスマホで使うと高額のパケット料金がかかるため、定額パックを設定します。

通常、短期の出張や旅行なら「7日間500MB」パックを設定するのが良いでしょう。

7日間300MBパックを設定するには、スマホの電話アプリから「✳118✳448♯」と発信(通話ボタンを押す)します。

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どこにも電話がかからずに終了してしまいますがそれでOKです。

しばらくするとSMSが届いて設定完了です。

2016-03-04-01.00.00_

日本でも定額パックの設定はできます

この作業も日本でできます。(必ずデータローミングをOFFのままで設定してください)

通信量の上限を設定する

この「跨境王」SIMの一番やっかいなところが、「定額パックを使い終わるとそのまま従量制で課金されてしまう」というところです。

こまめに通信容量の残量をチェックするのもやってられないので、通信量の上限をスマホ側で設定しておきます。

Androidは標準機能で通信量の上限が設定できるので、設定画面からしておきます。

2016-03-04 01.00.57

上限の90%の270MBになったら通信を停止するように設定しました。

iPhoneなどでは似たような機能のアプリがあるようですので、そちらを使うのも良いでしょう。

跨境王のAPNを設定する

最後に、データ通信を開始するためにAPNの設定を行います。

APNの設定方法は下の記事で解説しています。

通信ができない場合は「通信事業者」を手動選択

私がそうだったのですが、中国に到着後、SIMを入れ替えてもアンテナピクトが立たず、通信が始まりませんでした。

SIMを入れ替えてもアンテナピクトが立たない場合は通信事業者の選択で「CHN-UNICOM」を選択すればOK、のはずです。

あとは「データローミングON」を忘れないようにしてください。

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跨境王の残高を確認する

跨境王SIMの残高を確認するのはとっても簡単、跨境王SIMをスマートフォンに挿した状態で「11835#」に電話するだけです。

中国にいる時でも、日本に帰国してからでも残高確認は可能です。

しばらくすると、SMS(ショートメッセージ)で残高が送られてきます。

跨境王残高確認ショートメッセージ

跨境王を北京と天津で使ってみた

ちょっと気になっていたのが、最近ネットで見かける「中国聯通(チャイナ・ユニコム)の3Gが遅すぎて使い物にならない」という意見です。

2015年の1月ごろに広東省で使った時には、少なくとも常に数Mbpsは出ていて、実用上は支障がないように感じたのですが、人によっては1Mbpsも出なかったというようなレポートもちらほら見かけます。

中国は省によって通信会社が別の経営になっているので、もしかするとこの辺りは省ごとに状況が違うのかもしれませんが、2016年3月の北京・天津での状況ということで参考になればと思います。

なるべく短期旅行者の実態に即した速度になるよう、日本のサーバーを指定して速度テストを行っています。

深夜の北京首都空港:19Mbpsで超快適

到着直後の北京首都空港では、さすがに深夜だからか3G接続ながら19Mbpsの速度が出て、ネットの閲覧も全く問題なくできました。

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朝の北京市内(西単):5.9Mbps、実用には支障ない

到着後の翌朝、北京市内の商業地区「西単」での速度測定です。

ネット閲覧には十分の5.9Mbpsが出ました。上りも、写真や軽めの添付ファイルを送るのには支障がない速度が出ています。

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中国時間正午の北京南駅:上りは遅いが下り7Mbpsで没問題

昼ごろ、北京南駅での測定です。

かなり混雑しているので遅いかと思ったところ、上りはちょっと苦しい速度ですが、WEBやSNSの閲覧なら十分な速度が出ました。
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午後の天津市内:やや遅め、やはり省ごとに違うのか

この日の午後は天津に移動したので、天津駅でも速度測定。

北京と比べると若干の遅さを感じます。駅構内で、そんなに混雑していなかったので、条件としては悪くないように感じたのですが…

特に上りがかなり厳しく(「アップロード」のグラフを見ると初速が出ていないのが分かります)、WEB閲覧でもちょっとストレスを感じるように。

やはり省(都市)によって経営が違うことが関係しているのでしょうか。

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帰宅ラッシュ時の北京地下鉄:かなり厳しい0.1Mbps

そしてついに1Mbpsを割ってしまいました。

これは夕方、帰宅ラッシュ時間帯の北京地下鉄4号線の車内です。

ただ、短期旅行者はラッシュ時間帯の地下鉄車内ではスマホをいじらない方がいいと思います(混雑時の車内ではスリに気をつけましょう)。

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週末午前の三環:上りがほぼ通信エラー

そして、週末午前に北京の「三環(中国語では三环)」をタクシーで走行中の車内から。

下りは2Mbps出ているので、WEB閲覧程度ならできそうですが、上りが全然速度が出ません。こうなるとちょっと使えないですね。

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まとめると:全然使えなくはないが、ガンガン使うには厳しい

ということで、今回スマホ用に使ってみた中国聯通香港の「跨境王」SIMは、中国の電話番号がもらえて、ほとんどのスマホが対応しているチャイナ・ユニコム3Gの電波が使え、中国でもGmailやFacebookが使えるとあって、出張ビジネスマン向けと思われますが、データ通信の面ではやはり若干の弱さは感じました。

少なくとも北京・天津では「全く使い物にならない」ということはありませんでしたが、写真や大きめの添付ファイルの送受信があるような方にはちょっと厳しいのかもしれません。

次の記事では中国でももう少しヘビーにネットを使いたい人向けの中国移動香港SIMを使ったレポートをお届けします。

-中国でスマホ, 中国出張, 香港SIM

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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