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機内持ち込みできるモバイルバッテリーはどのサイズまで?

2016/09/22

次回の北京ゆきが近づいてきたので、色々と下調べをしています。

2年ぶりぐらいに中国に直接飛行機で乗り入れるので、何か気をつけることがないかと調べていたら、モバイルバッテリーの持ち込みについて気になる記述を見つけました。

北京首都空港のリチウムイオン電池に関する規定

ここ2年ほど、広東省メインで活動していたので、中国入りは香港経由ばかりで、中国本土の空港に直接乗り入れることはありませんでした。

しかも今回は15年ぶりの北京、初めての北京首都空港ということで、色々と下調べをしています。

すると、北京首都空港のサイトにこんな記載を見つけました。

2、リチウムイオン電池を含む電子機器は(たとえばノートパソコン、カメラ、ハンディビデオなど)以下の規則に基づき輸送します。
(1)預け入れ荷物、持ち込み荷物の中に入れて運ぶことができる
(2)誤動作防止措置をとっておくこと。
(3)リチウムイオン電池のワット時定格量は100Whを超えてはならない
(4)ワット時定格量が100Whを超え(100Whは含まない) 160Wh以下の付属品リチウムイオン電池は、運営航空会社の許可が必要である。

3、予備リチウムイオン電池は以下の規則に基づき、携帯して運ぶ必要があります。
(1)持ち込み荷物の中にのみ入れることができる

(2)購入時の包装の中に入れるか、電池が短路しないように、個別に保護すること。予備電池をあるいは端末を絶縁処理する、たとえばテープ等で剥き出しの端末を保護する、プラスチックの袋もしくは保護パウチに個々の電池を収納するなどの措置を行うこと。

(3)一つのリチウムイオン電池のワット時定格量は100Whを超えてはいけない

(4)運営者(航空会社)の許可により、ワット時定格量が100Whを超え(100Whは含まない) 160Wh以下の付属品リチウムイオン電池を運ぶことができるが、2つ以上は運ぶことができない。

出典:北京首都空港(強調はC-STUDY)

リチウムイオン電池=リチウムポリマー電池≠リチウム電池

つまりは、リチウムイオン電池は原則として100Whを超えてはならない、そして予備バッテリーは必ず持ち込み荷物にするというあたりが主な規定と言えそうです。

ちなみに、リチウムイオン電池は正式名称を「リチウムイオンポリマー二次電池」と言います。

バッテリーの種類によっては「リチウムポリマー電池」などと書いてある場合もありますが、これも規制の対象となるので注意が必要です。

ただし、以前のカメラなどでよく使われていた「リチウム電池」や車のキーレスリモコンに使われている「リチウムコイン電池」には、別の規制があります(後述)。

航空会社の制限

それから思ったのが、「航空会社の制限ってどうなってるの?」ということ。

もし航空会社側の制限の方が厳しければもちろんそちらが優先になりますよね。

ということでざっと調べてみることに

JAL・ANAの場合

リチウムイオン電池を内蔵した電子機器

⇒ワット時定格量が160Wh以下のもの:持込・受託ともに◎

予備のリチウムイオン電池(充電式タイプ)

⇒ワット時定格量が100Wh以下のもの:制限なし、持込のみ◎

⇒ワット時定格量が100Whを越え、160Wh以下のもの:2個まで、持込のみ◎

出典:JAL公式サイトANA公式サイトより抜粋

他の航空会社も調べてみましたが、概ね本体160Wh以下、予備バッテリーは100Wh以下で横並びなようです。

北京首都空港の方が、本体・予備ともに100Whまでと厳しいので、中国旅行の場合はこちらに合わせる必要があるようです。

だいたいのモバイルバッテリーは問題ない

ということで手元にあるモバイルバッテリーを確認してみました。

5000~5200mAh(スマホ2回充電)クラスは全然OK

まずは、もう何年も使っているエネループブースター(KBC-L2B)。

eneloop booster KBC-L2B 容量

このサイズだと容量は、5000mAh(19Wh)と書いてあるので全然問題なさそうです。

2016-02-011

だいぶ年季が入っていますが、今のところまだスマホ1.5回分の充電ぐらいはできるので重宝しています。

重すぎることもなく、個人的には持ち歩くにはこのぐらいのサイズがオススメです。現行機種だとこのあたりが重量は約119g、容量も5200mAh(≒19.24Wh)なので旅行にはちょうどいいサイズです。

スマホ3回~4回充電クラスでもまだまだOK

もう一つ確認しておきたいバッテリーは、先日つい購入してしまったワイモバイルの「Battery Wi-Fi(MF855)」。こちらはだいたいスマホが3回充電できるぐらいの容量になります。

2016-02-10 17.50.20

Battery Wi-Fiは分類的には「バッテリー内蔵の電子機器」なのですが、見た目がいかにもモバイルバッテリーなので、どちらと判断されてもいいように考えておきたいと思います。

追記:「Battery Wi-Fiはモバイルバッテリー扱い」だそうです(^^;

こちらは容量が大きく「7800mAh」と書いてありました。Wh表示は下に小さくあり、この機種では28Whとなるようです。

MF855の容量

こうして見てみると、かなり大きなモバイルバッテリーでなければ100Whの制限を超えることはなさそうで、ちょっと安心しました。

MF855より少し容量は大きい(13000mAh≒38.48Wh ※下のamazonリンクにあるユーザー投稿より表示を確認)ですが、重さはほとんど同じ約250gのこの機種なら、スマホの充電も4回できるので、旅行中にかなりヘビーにスマホを使っても大丈夫そうです。

V×mAh÷1000=Wh

ちなみに、機種によってはmAhの記載しかないものがありますが、その場合はmAhの数字に3.7をかけて1000で割ればだいたいの容量が換算できます(USB出力タイプの場合)。

例えば、10000mAhとあるリチウムイオンバッテリーなら、10000×3.7÷1000=37Whとなります。

若干の誤差はありますが、これで100Whギリギリでなければ問題ないでしょう。

スマホ10回充電可能クラスだと100Wh制限ギリギリ

調べていたらこんな「スマホ10回分」の"超"大容量のモバイルバッテリーがありました。

この機種を先ほどの簡易計算式に当てはめると、26800mAh×3.7÷1000=99.16(Wh)で、ギリギリですがまだ制限範囲内のようです。

本体には96.48Whと記載がありましたのでOKです(参考記事末尾に背面写真あり)

ただし、この機種は重さが約500gとかなりの重量級なので、実際に持ち歩いて便利かどうかという問題がありますね。

ということで、「普通の人が使うようなモバイルバッテリーは心配しなくても大丈夫」ということが分かりました。

バッテリーに容量の記載がないと没収のおそれ

ただ、一点気をつけておきたいことがあります。

中国へモバイルバッテリーを持って行ったら残念なことになりましたというブログによれば、中国の空港では「バッテリー本体に容量の記載がないと(容量が少なくても)没収される」という恐れがあるようです。

北京首都空港の公式サイトでも上と同じような計算方法が書いてあり、Wh(ワット時)が書いてあるか、またはV(ボルト)とmAh(ミリアンペア時)が書いてあれば、計算して見てもらえるようです。

ただし、mAhしか書いてない(Vが書いてない)ような場合だと、容量が不明なので没収という恐れがあります。

自作のラベルを貼り付けておく、というような対策もあるようですが、もしかすると係員によっては受け付けてもらえないかもしれません。やはり一番確実なのはきちんと容量の書いてあるバッテリーを持っていくことでしょう。

ちなみに、上記3機種については、実際にそれぞれの本体にWhの記載があることが製品画像などで確認できたので、安心して持っていくことができます。

補足1:リチウム電池は「リチウム含有量2gまで」

充電式でないリチウム一次電池(カメラ用やキーレスなど)にも一応規制があります。

「リチウム電池」はOK

カメラ用リチウム電池 photo By Ntoshi

こちらは航空会社側の規制で「リチウム含有量が2gまで」となっているようです。

リチウム含有量2gとはどのぐらいかと思って調べてみたところ、こちらのブログ(アテンション・プリーズ リチウム電池は持ち込みで)によれば、ほぼ全てのリチウム電池がその範囲内に収まっているようです。

上のブログによれば4年長寿命タイプのAEDは持ち込めないとのことなので、該当する方はご注意ください(^^;

2016年4月1日からのリチウムイオン電池<貨物>輸送規則変更

リチウム電池の航空輸送に関する国際規則が変更され、充電率30%以下にすることが義務づけに(2016年4月1日より)によれば、4月1日から航空輸送されるリチウムイオン電池の充電量を30%以内にすることが求められるとのことですが、これは私たちにも関係あるのでしょうか?

充電30%に抑えるなんて、素人には無理な話ですし、チェックインカウンターでいちいち検査するというのも考えにくいのですが…

少し調べてみたところ、この規則はリチウム電池を「貨物として」輸送する場合の規則のようです。

航空会社にも確認したところ、個人旅行向けの規則が厳しくなるという通知は受けていないそうですので、個人の旅行客は今のところ気にしなくても良さそうです。

2016/02/24追記
ITmediaの記事によればこの規定は持ち込み手荷物は対象外となるようです。
2016/03/02追記
Aviation Wireの記事では、「今回のICAOの決定は、航空貨物として大量に輸送する場合を想定している。JCABでは旅客への影響はないと見ており、規定の変更は想定していないとした。」と述べています。

まとめ:バッテリーの本体にWh表示があるかを確認しよう

ということで、結論としては、ほとんどの場合バッテリー本体にWh(もしくはVとmAh)表示がされていることを確認すればOK、ということになりました。

モバイルバッテリーを持っていく予定の方は、いちど自分のバッテリーにWhの記載があるか確認するといいですね。

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これはダメなやつ

この自転車用バッテリーは8.1Ah×25.2V≒204Whなので持ち込み無理っぽいですね…(´・ω・`)

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この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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