中国語 発音のコツ のお勧め記事

中国語の声調を簡単にマスターできるコツ「4×5」法

2016/10/09

単語の発音はできるようになってきたんだけど、文章になると声調が狂ってしまうという方、いませんか?実は、ちょっとしたコツでとてもきれいな声調をマスターできる方法があるんです。

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文章になると声調(四声)が安定しない

中国語学習歴が長くなってくると、中国語の発音を身に着けるお手伝いをさせていただくことがあります。

関連記事:中国語の上達に必要な、たった一つの大切な秘訣

そんな中で良くお会いするのは、単語の発音はできるようになってきたんだけど、文章になると声調が狂ってしまうという方。

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そんな方たちにお勧めして、皆さんの声調マスターに結構良い成果を出している方法があります。

その方法とは、声調を2音節のパターン、4×5の合計20パターンで覚えてしまうというもの。

ほとんどが2音節単語の中国語、たった4x5パターン覚えるだけで声調が完璧に安定するなら、ちょっと頑張ってみる価値あると思いませんか?

関連記事:2文字単語の声調を安定させる補助線メソッド

日本語アクセントの柔軟性が原因?

日本語(標準語)には声調はありませんが、音節間の音の高低(アクセントまたはピッチ)によって意味が変わりますね。

し(箸) と、は(橋)
め(雨) と、あ(飴)

果子溝大橋 by James Chou

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と言うように、同じ音の単語であっても、音節間の高低で意味の違いを示すことがよくあります。

※この記事は、発音の壁を何とか克服したいと思っている方を対象にしています。厳密には正確ではない説明もありますがご容赦ください。

ただ、日本語のアクセントは柔軟性が高いため、私はこれが日本人が声調を習得する妨げになっていると思っています。

試しに、下の2つのそれぞれの「ぎんこう」「ふりこみ」の音の高低を考えてみてください。

A)ぎこう
B)ふこみ

さて、これが2つつながると、アクセント(ピッチ)はどう変化するでしょうか?

A)ぎんこうふりこみ
B)ふりこみさきぎんこう

Wing Lung Bank 永隆銀行 by Canadian Pacific

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複合語になるとアクセント(ピッチ)の位置が変化するのが分かりますか?

A)ぎんこうりこみ
B)ふりこみさきんこう

Wikipediaの「アクセント」の項では以下のように解説されています。

複合名詞は全体で1つのアクセント単位となる。アクセント核は後部要素の頭の拍や、前部要素の最後の拍に置かれることが多い。

つまり、もともと「ぎんこう」と「ふりこみ」という単語にそれぞれあったアクセントが、複合名詞になると柔軟に変わってしまう。

日本人にはこのクセがしっかりしみついているので、中国語でも「単語では声調が正しくなるのに、つながると声調が狂ってしまう」現象が起きるのではないか、というのが私の仮説です。

中国語の成長はパターン化してしまえばOK!

一方で、中国語の単語は、つながったからと言って声調が変わることはまずありません。

3声の連続、一や不の変調などの例外はありますが、日本語ほど柔軟ではないので心配は無用です。

しかも、中国語の単語はほとんどが2音節ですから、2音節の声調さえマスターしてしまえば、中国語の声調はほぼマスターと言っても大丈夫、なんです。

具体的には4声×(4声+軽声)の、たった20パターンを覚えれば、中国語の声調はもう怖いものなしです。

20パターンというとちょっと腰が引けてしまうかもしれませんが、ずっと声調が安定しなくて苦しむより、20パターン覚えてしまったほうがいいと思いませんか?

4×5のパターンを覚えよう

それでは実際に4声×5の20パターンを練習してみましょう。
下で使っている補助線についてはこちらの記事を参照してください。(関連記事:中国語の声調を安定させる補助線メソッド

第1声のグループ

第1声×第1声

星期

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第1声×第2声

中文

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第1声×第3声

香港

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第1声×第4声

机器

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第1声×軽声

妈妈

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第2声のグループ

第2声×第1声

昨天

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第2声×第2声

第2声が連続する時のコツ:第2声や第4声が連続するときの裏ワザ

学习

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第2声×第3声

朋友

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第2声×第4声

奇迹

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第2声×軽声

橘子

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第3声のグループ

第3声×第1声

北京

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第3声×第2声

美国

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第3声×第3声

所以

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第3声×第4声

比喻

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第3声×軽声

椅子

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第4声のグループ

第4声×第1声

上班

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第4声×第2声

特别

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第4声×第3声

上海

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第4声×第4声

第4声が連続する時のコツ:第2声や第4声が連続するときの裏ワザ

重要

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第4声×軽声

爸爸

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まとめ:「通じる」中国語への道はコツさえつかめばそんなに遠くない

よく「中国語は難しい」と言われますが、ネイティブ並の流暢な中国語を目指すのでなければ、実はそんなに難しいことはありません。

声調だって「たったの」20パターン覚えれば、ずっと使い回しがきくんです。

英語の不規則動詞を覚えるよりも断然楽ですよね。

ちょっとだけ頑張って、きれいな声調をマスターしてみませんか?

中国語で話すことがもっと楽しくなりますよ。

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-中国語, 発音のコツ

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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