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海外長期滞在者のための円安対策:相場に一喜一憂しないリスク回避方法

2016/10/09

c93035aaf9205c370c4d2215ffd0c755_s「自分の貯金を人民元に換算する癖がついてしまって、為替相場を見ては円高だ~円安だ~と一喜一憂してしまいます。」という相談を受けました。海外で生活していると、避けて通れないのが為替リスクです。為替リスクを回避するできるだけ簡単な方法はないだろうか、日々野菜の相場と戦う主婦の知恵を参考に、ちょっと考えてみました。

はじめに:いくつかの注意事項

為替で「儲ける」方法を説明するものではありません

為替=相場で儲ける、と思われることも多いですが、為替相場そのものの原理は野菜の相場と同じものです。

需要と供給のバランスに応じて市場の値段が変動するだけのことで、それ自体にバクチ的要素がある訳ではありません。

この記事で説明するのは、「野菜不足を狙って一攫千金」する方法ではなく、「野菜の高騰に備える」に相当する内容です。

為替リスクをゼロにすることはできません

為替相場という予測不可能なものを相手にしている以上、リスクを完全に回避することはできません。

また、場合によっては、リスクを回避していない人よりも損をしているように見えることもあります。

あくまで「リスクをできる限り平均化して、相場に一喜一憂しない心を取り戻す」ことを目的にしています。

それでは、野菜相場と日々戦う主婦の知恵をちょっと借りて、為替リスク対策を勉強してみましょう。

初心者向け:為替リスクを受け入れる

最初の方法は、為替リスクを(そのまま)受け入れることです。

そんなの身も蓋もないじゃないですか、と言われそうですが、目的が「為替の変動に一喜一憂しない」ことなので、これも一つの対策ですよね。

たとえば、野菜の相場は季節や天候によって大きく変動するものですが、私たちの多くは「そういうものだ」と受け入れてしまっています。

野菜の相場が上がれば、冷凍野菜や工場野菜に切り替えて、相場が戻れば地場の野菜に戻る。

同じように、円安になれば買い物のランクを少し下げて、戻れば少しお財布を緩める。

風の吹くままに、現状を受け入れる、というのも一つの方法だと思います。

中級者向け:あらかじめ現地通貨に換金しておく

もう少し積極的に為替リスクを回避したいと思う場合は、「買い置き」作戦が有効です。

野菜の相場変動に備える賢い主婦は、安い時にまとめ買いをして、冷凍したり加工したりしますよね。

通貨も同じで、円高(と思った)時に買い置きして保管しておけば、ある程度のリスク回避ができるんです。

現地の銀行に口座を開設、現地通貨で預金しておく

一番お手軽なのは、現地で銀行口座を開いておき、相場の有利な時にまとまった額の現地通貨を預けておく方法です。

野菜と違って、為替は底値が分からないのが弱点ですが、自分が円高だと思ったレートのときに両替して現地通貨の口座に預けてしまい、そこからは現地通貨でものを考える。

これで為替に一喜一憂する毎日からは解放されますよね。

まあ、予想が外れてもっと円高になることもあるかもしれませんが、そこは「安いと思って白菜をまとめ買いしたのに、もっと値段が下がっちゃった(汗」と思えば、それほどショックは大きくないですね。

相場は読めないのですから必ずそういうことは起こります。

くれぐれもそこで、相場の底値を見極めようと必死にならないようにしてください。

あくまでも「為替の変動に一喜一憂しない」という、目的を忘れずに。

上級者向け:米ドルで持っておく

とは言え、発展途上国の通貨は不安定で、いつ経済不安が起きるか分かりません。

自分の住んでいる国で、「通貨危機」とか「インフレ」などというキーワードが聞かれるようなら、その国の通貨で多額の資金を持っておくのは避けておいた方がいいかもしれません。

主婦は、保存のきく野菜、保存のきかない野菜を知っています。

もし、自分の住んでいる国の通貨が「保存のきかない(=不安定)」ように思われる場合、次の方法として、アメリカドルなどの比較的「保存のきく」通貨で持っておく手段があります。

たとえば、中国の人民元などは、(少なくとも現時点では)米ドルに対しての変動が日本円ほど大きくないので、いったん米ドルにしておけば、日本円で持っているよりも幾らか円安リスクを避けることができます。

具体的な方法としては、現地の銀行の外貨預金(米ドル口座など)に預けておき、必要な時点で普通預金に振替するなどの方法もあります。

ただ、米ドルなどの他国の通貨で保管しておくと、日本円から他国通貨への両替、そして他国通貨から現地通貨への両替と、両替の手間とコストが2重にかかるのが問題です。

エキスパート向け:レバレッジ1倍のFXで保管する

こちらは、さらに上級者向けですが、レバレッジ1倍のFX(外国為替証拠金取引)に預けておくという方法もあります。

外貨預金との違いは、まず第一に手数料が桁違いに安いことです。

外貨預金の手数料は米ドルであれば通常往復2円の銀行が多いですが、たとえばパートナーズFX(nano)なら往復0.6銭(0.006円)と、300分の1になります。

次に、指定したレートでの注文(指し値)ができるので、毎日相場をチェックしなくていいというメリットもあります。

クレジットカードのキャッシングと合わせたりすれば、かなりコストを削減することができますね。(関連記事:台湾の桃園空港ATMでクレジットカードの海外キャシングを試してみた

また、マネパカードなら、パートナーズFXで両替した米ドル・ユーロ・ポンド・豪ドル・香港ドルを現地のATMで直接引き出す(手数料約0.7円)ことができるので、こちらを使うのも便利です。(関連記事:「マネパカード」は香港ドルの両替手数料が最安クラス

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注意点としては、取引単位が小さく(通常のFXは1万通貨→米ドルなら120万円相当なので、通常の両替には額が大きすぎます)、信頼できる大手のFX業者を選ぶことでしょう。

上に挙げたパートナーズFX(nano)は100通貨(米ドルなら12000円相当)から取引ができます。

また、FX(外為取引)はリスクの高い金融商品なので、レバレッジ1倍を守る(1000ドル分両替するなら12万円を必ず入金しておく)こと、「稼ぐのではなくリスク回避に使う」ことを自分と約束しておくことをオススメします。

まとめ:リスク許容度に応じて、自分に合ったリスク回避策を決めておこう

海外で生活している以上、為替相場の影響は避けることができません。

ただ、この記事で紹介したように、その影響を幾らか軽減する方法もあるのです。

自分のリスク許容度、許容できるコストに合わせて、最適な方法が見つかるといいですね。

こんな記事もありますよ:円安・円高の中国語での言い方は?

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この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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