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徹底解説!中国語検定(中検)1級の合格率・難易度・勉強法

2016/09/22

2015年中国語検定の秋期試験で中検1級を受けてみました。

中国語検定1級の準備に最適な参考書選びから、試験の準備から試験当日まで、さらには試験の振り返りまでまとめてお届けします。

「中国語検定1級」は語学界最強の"超"難関

中国語検定1級(中検1級)は、言わずと知れた中国語の国内検定試験の最上級です。

中国語に詳しくない人でも、「中国語」の「検定」の「1級」ということで、とりあえず「すごいんだな」と思ってもらえるネームバリューは非常に高い資格試験です。

中検1級の合格率は約3%

さらに、中検1級の合格率は並み居る語学試験の中でも難関を極める低さです。

実際に2012年~2014年の合格率を調べてみたところ(中検1級は年1回実施)、平均で3.2%でした。

もともとの受験者が少ないこともあって、合格者数は毎年10人前後と、極めて狭き門になっています。

異なる言語の試験とくらべてもあまり意味はないのですが、ちょっと気になったので英検・TOEICとデータを並べてみました。

英検1級の合格率は10%前後(参考データ:CEL英語ソリューションズによる集計)。

さらに脱線すると、TOEIC990点の合格率は推計で約0.3%なんだとか(参考データ:verum ipsum factumによる推計)。

TOEICは級分けがないので、先ほどの0.3%は、全受験者に対する合格率です。

データを揃えるため、中検も全ての級の受験者数に対する1級合格者の割合を出してみると、な、なんと0.08%!

つまり、中検1級は英検1級もTOEIC990点も及ばない、なんとも鬼のような試験なのでした。

ちょっと難易度が高すぎる、ような気がするのは気のせいでしょうか。

学習時間は数千時間が必要

中検1級に合格するまでの学習時間はどれほど必要か、については諸説ありますが、おおむね数千時間、というのが定説のようです。

中国語検定協会の公式サイトには、中検1級の問題レベルがこう説明されていました。

高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語(例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。

時事用語も含む難度の高い文章の日本語訳・中国語訳。熟語・慣用句などを含む総合問題。

試験問題の内容について、「高度」とか「複雑」とか「難度の高い」などの脅し文句(?)が並んでいます。

この、公式サイトのレベル説明から、仮に大学院(修士)修了レベルだと仮定してみました。

1日4時間×250日×6年=6000時間

感覚的にも、まあこれぐらいが妥当な線かな、という気がします。

中国語検定は国家資格ではない

しかしながら、中検は国家資格(国家試験)ではなく、「日本中国語検定協会」という団体が開催している民間の資格試験なので、この試験に合格すると特別な資格を得られるということはありません。

中国語関連の国家資格には「通訳案内士(通訳ガイド)」試験があり、こちらは業務独占権のある国家資格です。
また、中検1級に合格すると通訳案内士の語学試験が免除されます。

そんな訳で、いい歳をした社会人としてそこは現実的に、「何がなんでも合格するぞ」ではなく、あくまで「すきま時間」で勉強するように心がけています。

中検1級の試験内容は"超"マニアック

試しに中国語検定1級の過去問題を中国語ネイティブの友人(中国人、台湾人)に見せてみたところ、いくつかの問題は間違えたり、解答に迷ったりしていました。

特に中検1級になると、ネイティブにすら難しいような類義語の使い分け問題や慣用句などがかなり出題されているようです。

上でも触れたように中国語検定1級の合格率は平均で3%、しかも問題がかなりマニアックなので、実用レベルの中国語を目指すのであれば準1級で十分でしょう。

ただ、中検1級に意味がないと言いたいのではありません。

例えば、私の場合は、中検1級受験を通して、私の中にある、感覚で覚えた「なんとなく中国語」を乗り越えられたらと思っています。

リスニングは速度ではなく単語力がカギ

中検のリスニングは難易度はそれほど高くなく、特に普段からネイティブと接する機会のある方には、スピードはほぼ問題にならないはずです。

どちらかと言うと、リスニングそのものの難易度と言うよりも、とにかく語彙が難しいので、単語力を鍛えておけば、リスニングはそれほど力を入れなくてもいいかなという感じです。

中検1級のリスニング問題で問われるのは、実は単語力、しかも筆記試験のように「頭からひねり出す」レベルの単語力ではなく、「音から瞬時に変換できる」レベルの単語力です。

繰り返し繰り返し、意識レベルの深いところに刻み込んでいくことで、リスニングに対応できる単語力になっていきます。

中検1級は単語力がキモ!

単語力。そう、中検1級はとにかく、単語力が物を言います。

しかも、「知っている」レベルではなく、単語の品詞や微妙なニュアンスの違いも覚える必要があり、リスニングで単語を書き取れるレベルの単語力です。

うーん、とにかく地道にやるしかなさそうですね・・・

「余裕」を作ってくれる検定試験

さて、こんな感じで中国語の検定試験の中でも、筆記試験偏重と言われる中国語検定。

「中検に合格しても実際のコミュニケーションにはあまり役立たない」などと言われることもあるほどです。

筆記試験偏重という意見については、私もおおむね賛同です。

だってこんな問題、日常のコミュニケーションでは分からなくても全然問題ありませんから(笑

看似风平浪静的湖水下面,暗流正在(  )。
(1)激荡 (2)澎湃 (3)蠕动 (4)涌动

でもそんな中国語検定を、とにかく実践コミュニケーション至上主義の私が受けるのは、決してブログネタというだけではありません(^^;

中国語検定は「筋トレ」

完全独学の私が、ひたすら我流で勉強を続けていると、かならず分野にムラができてきます。

ちょうど、筋トレを自己流で続けると、筋肉の付き方に偏りができるようなものです。

そこで、中国語検定の力を借りて、自分が普段接しない単語や文法に触れるようにします。

覚えた単語や文法そのものは滅多に使わないかもしれませんが、そうする過程で身についた「筋肉」が中国語力の余裕を作ってくれます。

中国語を使う場面というのは、何かしら緊張している場面のことが多いものですが、余裕があれば、緊張していても、十分な力を発揮できるようになります。

ダメ出し役としての中検

また、中国語のレベルが上がってくると、間違いを指摘してくれる人がどんどん少なくなってしまいます。

でも実は、そのレベルでは、まだまだけっこうおかしな中国語を話しているのです。

「まあ、彼の中国語にはちょっと癖があるけど、分からない訳じゃないし、いいんじゃない?」

きっと、みなさんも外国の方の日本語を聞いて、いちいち指摘しないまでも、そんな風に思ったことがあるはずです。

みんなおかしなことに気がついているのに、誰にも指摘されない(してもらえない)、恐ろしいことですね…

そんな時、「井の中の蛙が大海を知」るよう助けてくれる中国語検定は、非常に心強いコーチ、だと思います。

中検1級対策に買い揃えた問題集・参考書

さて、上で述べたように、中検1級はかなりマニアックな試験なので、試験対策なしでこれに挑むのはあまりにも無謀です。

ということでいくつか参考書と問題集を買い込んで、敵(?)に備えます。

「合格奪取!中国語検定準1級・1級トレーニングブック」

中検1級はこれまで参考書がほとんどなく、過去問題を解く→自分の弱点を見つける→それに応じた参考書を勉強するというサイクルを繰り返すしかありませんでした。

中検準1級を受験した際の類義語の使い分けも、複数の辞書を読み込んで理解するような地道な方法で覚えていきました。

それはそれで、着実に実力をつけるにはとても良いのですが、何しろ時間と手間がかかるので、中検上級レベルに特化した参考書が待ち望まれていました。

そこでアスクから2014年に発売されたのが、「合格奪取!中国語検定準1級・1級トレーニングブック」です。

「合格奪取!中国語検定準1級・1級トレーニングブック」の基本的な構成は、STEP1(穴埋め)、STEP2(類義語)、STEP3(作文)、STEP4(長文読解)、STEP5(模擬試験)のそれぞれのステップに「問題~解答~解説」という流れが用意されていること。

まるで中検専門の塾に通っているような、非常に丁寧な解説が載せられているので、ただ単に練習問題をこなすのではなく、分野別に解説を熟読しながら問題を解いていけば、ただの試験対策には終わらず確実に実力もついていく1冊です。

私はこの本をSTEPごとにバラバラにして、どこに行くにも持ち歩いて使いました。

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この本の特徴は何より、問題数と解説が非常に充実していること。

試験対策としても、実力をつけるためにも、たくさんの問題(中国語)に繰り返し触れるのはとても重要です

おぼえておきたい中国語慣用語300

中検1級は語彙力が半端無く求められますので、「中国語 四字成語・慣用表現800」で単語力を徹底的に強化します。

中国語検定協会の公式問題集

続いて、中国語検定協会が公式に発行している問題集もゲット。

 中検1級の過去問題を解いてみた

中検1級の難易度を見るため、中国語検定協会の公式問題集から、いくつか問題を見てみましょう。

まずは比較的簡単な穴埋め問題から。

成語問題

中検1級は、故事成語がかなり出題されます。

例えば、こんな問題。

我们的对手虽然算不上劲旅,但我们也绝不能(   )。
(1) 触目惊心 (2) 煞费苦心 (3) 掉以轻心 (4) 别有用心。

正解は、(3)掉以轻心(軽く考えて油断する)、です。

他の選択肢も「○○○心」のパターンになっていますが、どれも比較的よく使う成語なので、どちらかというと分かりやすい問題です。

  • 触目惊心(見るだに痛ましい,見るからに衝撃的な)
  • 煞费苦心(散々苦労する,頭をしぼる)
  • 别有用心(下心がある,別の魂胆がある)

問題文全体では、「対戦相手は強豪とは言えないが、絶対に油断はできない」という意味になります。(劲旅:強豪)

類義語問題

中検1級の類義語問題はかなり手強いです。

私が中検準1級を受けたときにも相当に手こずりました…

昨年はこんな問題が出題されていました。

从交际功能上讲,语言比单个的人更加(   )
(1)犀利  (2)势利  (3)坚利  (4)锋利

こちらの正解は、(2)势利(権威や金銭になびく)、です。

実際にはこれは長文読解の中の1つの設問で、文脈を読み取らないと答えられないようになっています。

ですから、文章全体の意味がわからないと、「言葉は鋭い」ような意味かなと引っかかってしまいますね。

  • 犀利((武器や文章が)鋭い)
  • 坚利(堅くて鋭い)
  • 锋利(鋭利である)

問題文全体では、「コミュニケーション機能から言うと,言語は一人の人間よりずっと権勢や利益に走る」という意味になります。

慣用語問題

中国語の慣用語には、日本語と発想の異なるものも多く、なんとなくの推測では太刀打ちできないことが良くあります。

我可不想让自己一辈子的积蓄就这么 (   ) 了。
(1)打马虎眼  (2)打照面儿  (3)打退堂鼓  (4)打水漂儿

正解は、(3)打水漂儿(金銭・財貨を浪費する,むだ遣いする)、です。

「打水漂儿」の本来の意味は「(川遊びの)水切り」。

その、石をポンポンと川に投げる様子から、「むだ遣いする」という意味の慣用句になっています。

他の選択肢は、

  • 打马虎眼は、「とぼけてごまかす」
  • 打照面儿は、「顔を出す,顔を合わせる」
  • 打退堂鼓は、「尻込みして逃げる」

というような意味になります。

設問全体では、「私は自分が一生蓄えてきたものをこのように無駄にしたくはない。」という意味になりますね。

語句説明問題

中国語を中国語で説明する、という問題もあります。

小刘经常为那些小事跟人家抬杠
(1)为争蝇头小利而互不相让。
(2)为非原则性的问题而争辩。
(3)为推卸自己的责任而争辩。
(4)为表示诚意主动承担责任。

正解は(2)、「为非原则性的问题而争辩」(非原則的な問題のために言い争う)」です。

抬杠とは、「口論する,意地を張り合う」という意味の慣用語です。

中国語翻訳問題

中検1級には、翻訳問題があります。

中国語から日本語、日本語から中国語、それぞれあります。

準1級を受けた限りでは、意味が伝われば、訳としてこなれていなくても点数がもらえるような雰囲気でしたが、1級ではどうなるのでしょうか。

設問:恋愛カウンセリングというのは占いに次いで非理性的な行為であると考える人がいる。

模範解答は「有人认为情感咨询这类事儿是仅次于算命的非理智行为」となっていました。

分かっちゃいるけどかなり手強い…

という訳で、前から分かってはいるのですが中検1級、独学ではとうてい歯が立ちそうにありません。

4択問題が多いのですが、選択肢が「見たことはないけどなんか合ってるような気がする」ものばかりなので、まぐれではほとんど当たりません。

中検1級の合格ラインである85点を目指すには、「この選択肢は絶対違う」と言えるだけの、かなりの知識が必要です。

中国語検定の受験票は2週間前に届く

さて、試験の約2週間前になって、中国語検定協会から受験票が届きました。

中国語検定の受験票

中国語検定の注意事項を見ていきます。

中国語検定の注意事項

筆記用具は、HBかBの鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムが指定されています。

普段ボールペンばかりなので、忘れないようにしなければ…

後は、腕時計を忘れないように、とのことですね。

中国語検定当日

今回の中検会場は、前回の準1級の時と同じ静岡会場、静岡日本語教育センターでした。

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こじんまりとした会場ですが、会場側の気配りも行き届いていて、気持よく試験に集中することができました。

中検1級の受験者は猛者ばかり

今回の中検1級静岡会場の受験者は6名。

皆さん見たところプロ級の方たちばかりで、「おためし受験」な私は「ずいぶん場違いなところに来てしまったな…」と小さくなっていました(^^;

若い方もいらっしゃいましたが、大学院生かなというような雰囲気の方たちでした。

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中検1級問題を分析してみる

リスニング問題

中検1級のリスニング問題は、選択問題10問と書き取り(ディクテーション、中国語では听写)問題が5問あります。

選択問題の選択肢も音声で流れます(つまり問題用紙は真っ白)ので、かなり集中して聞き取ることが必要です。

さらには、リスニング試験が終わると解答用紙は直ちに回収されるので、問題用紙にざっと書き留めておき、後でゆっくり思い出しながら解答する、ということができないので、けっこう緊張します。

書き取り(ディクテーション)

書き取り問題は、ある長さの文章のうち、指定された5箇所を、解答用紙に手書きで書き取るというものです。

通常スピードで1回通して聞き、次に指定された箇所を2回、ややゆっくりの速度で聞き、最後にもう1回、通常スピードで1回通して聞く、という流れです。

合計で4回聞くので親切そうに思えますが、最初の通常スピードであらかた聞き取れていないと、書き取ることはほぼ不可能と感じました。

書き取り試験を通して、自分は意外と聞き取りができていないのだという点に気づけたのは収穫でした。

試験対策でなくても、ディクテーションはとても効果のある学習法なので、ぜひ取り組みたいと思います。

ディクテーションはかなりハードな学習法なので、ついつい後回しにしてしまったツケが回ってきました…(^^;

筆記問題

中検1級の筆記問題は、長文読解・穴埋め問題10問、穴埋め10問、語句説明問題8問、中国語⇒日本語訳問題3問、日本語⇒中国語訳問題2問となっていました。

試験問題そのものは、難問奇問はほとんどなく、比較的に素直な問題が多かったと感じました。

ただ、リスニング試験と同じく、圧倒的な語彙力が求められることには変わりはなく、気持ちの良い敗北感を感じています(^^;

長文問題

中検1級の長文問題は、800字程度の長文を読み、その中から穴埋めやピンイン表記、文中の内容に合う(合わない)選択肢を選ぶなどの問題が出されます。

穴埋めは通常の単語の他にも、成語や慣用語も出題されます。

選択肢のどれもが似たような意味の語句なので、消去法が通用しないのでまさに「分かったつもり」を許さない試験です。

ピンイン表記は1問だけあったのですが、正直なところサービス問題?と思うような簡単な語句でした。

まあ、1問だけサービスしてもらったところでどうこうなるものでもありませんが><

穴埋め問題

続いては穴埋め問題10問、徹底的に類語の使い分けをテストされます。

例えばこんな問題です(正解は②)。

那个地区的局势持续紧张,导致国际铜矿石价格一路(   )。
① 擢升 ② 飙升 ③ 晋升 ④ 超升
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出典:第87回中国語検定1級試験問題2-(1)

この辺りは今回、「中国語検定準1級・1級トレーニングブック」で徹底的に鍛えたので、思ったより出来はよかったように感じます。

こういう類語の微妙な意味の違いって、分かってくると面白いんですよね。

自動車や鉄道のマニアの人たちが、グリルやエンブレムの微妙な違いで型式が分かってしまうような、そんなマニアの領域にちょっと片足を突っ込んでしまったのかな、と感じつつあるのですがいやはや(^^;

中国語の意味を問う問題

ここからの5問は中国語の問題文と同じ意味を示す選択肢を選ぶという、中国語で中国語を説明する問題です。

うまく説明できないので、問題を見てもらいましょう(正解は①)。

⑴ 我可不愿意管这种八竿子打不着的事儿,你还是找别人吧。
① 比喻跟自己没有关系。
② 比喻花费时间和精力。
③ 比喻既费力又不讨好。
④ 比喻很早以前发生过。
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出典:第87回中国語検定1級試験問題3-(1)

主に、慣用表現を説明する問題が多いように感じます。

慣用表現って覚えると、ネイティブに受けがいいんですよね。

翻訳問題

中検1級には中国語から日本語(3問)、日本語から中国語(2問)への翻訳問題があります。

第87回中国語検定の試験問題は中国語検定協会のサイトからダウンロードすることができます。

中国語→日本語翻訳

中日翻訳問題は、中国語の長文(500字程度)が1つ出題され、その中の3箇所を日本語に訳すようになっています。

例えばその中の一部を取り出すと、このようになっています。

目光决定不了位置,但位置却永远因目光而不同。关键是即使我们处在一个固定的位置上,目光却依然可以投往任何一个方向。

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出典:第87回中国語検定1級試験問題4-(1)

模範解答はこのようになっています。

視線は位置を決定できませんが,位置は視線によって常に変わります。肝心な点はたとえわたしたちが固定された位置にいたとしても,視線は依然としていかなる方向にも向けられるということです。

正直、日頃から中国語によく接していれば、そんなに難しい問題ではないかな、と感じます。

模範解答を見ても、日本語としての自然さを求められていることもなく、直訳調で構わないのが分かりますね。

恐らく、あくまで中国語の意味を正確に理解しているかを見ているのかな、と感じます。

日本語→中国語翻訳

さて、(日本語ネイティブにとっては)難易度が高いのが日中翻訳問題です。

こちらは2つの個別の日本語文が出題され、それを中国語に訳すことが求められます。

例えばそのうちの1つはこんな問題でした。

現代人は情報をいかに集めるかに腐心せざるを得ない状況に置かれている。情 報とは判断を下したり行動を起こしたりするために必要な,種々の媒体を介し ての知識である。つまり,判断や行動を目的として求められる知識であり,無 用の知識は情報とは言わない。

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出典:第87回中国語検定1級試験問題5-(1)

中国語に比べてなんだか難易度が高いように感じるのは、私が日本語ネイティブだからでしょうか…

模範解答は以下のようになっています。

现代人正处于一种为如何搜集信息而不得不绞尽脑汁的状态之中。所谓信息就是在做出判断或付诸行动时所需要的、通过各种媒介所获取的知识。也就是说,是以判断和行动为目的所需要的知识,无用的知识不能称之为信息。

この半年ほど、自分の中国語表現力をつけるため、中国語作文に取り組んでいたのですが、中国語作文は中国語表現力のトレーニングとしてはとても良かったものの、作文は自分の知っている言葉の範囲でするため、中検1級対策としては少し方向性が違うようです。

これもやはり、自分の語彙力がまだまだ圧倒的に不足していることを痛感させられる試験問題でした。

中検1級の(不)合格通知が届いた

そしてそして、待ちに待った(?)中検の結果通知ハガキが届きました!

chuken-post

実は数日前に中国語検定協会のサイトで合格者の受験番号が発表されていたので、不合格なのは分かっていました。

2015-12-10 (1)

この合格発表によれば、今回の中検1級合格者は15名。

相変わらずの鬼試験っぷりです><

そもそも1回で合格するなどとは思っていませんでしたので、大切なのは合格・不合格ではなく、次回に向けてどこを強化するか、という点です。

試験を受けた感想から自分の弱点はなんとなく分かりましたが、こうして第三者の専門家から弱点を指摘してもらえるというのはありがたいことです。

受検料や交通費などで1万円ほどはかかっていますが、プロ養成スクールに通えばこのぐらいはあっという間に飛んでいくことを考えると、べらぼうに高い、とも言い切れないかなと思います。

試験結果から自分の弱点を分析する

さて、得点分布を見てみるとやはり、自分には根本的に語彙力が足りないんだなということを痛感します。

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特に書き取り(ディクテーション)が散々な結果だったのは、リスニングには自信があると思っていた私にはちょっと衝撃でした。

でもこれはつまり、推測で補っている部分が多い(語彙力が弱い)ということを教えてもらえたことになります。

筆記問題も、類義語の微妙な使い分けがしっかりできるレベルにまで、語彙力を鍛える必要性を感じさせられます。

中検1級の受験まとめ

これまで第87回の中検1級の試験対策~試験結果分析まで行ってきましたが、このように資格試験を自分のステップアップの機会として利用すると、とても意義深いものになると感じました。

特に中級者・上級者の壁に当たって悩んでいる人は、ぜひ一度受験してみることをオススメします。

結果はどうあれ本気で試験に挑戦してみると、いつの間にか壁を越えていたという経験ができると思いますよ。

私も来年か再来年にまた挑戦して、いつか自然に中検1級レベルに達するといいな、と思っています。

chuken_advice

おっしゃるとおりです

-中国語, 中国語検定

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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