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【爬虫類注意】中国版ガマの油?ワニガメ×スッポン軟膏の実演販売を見つけました

2016/09/22

中国では、表向きには迷信はタブーとされていますが、一般市民の間では、今でも深く信じられています。特に、ヘビやトカゲ、カメなどの爬虫類には何か謎めいた神秘的な力があると信じる人も大勢いるようです。そんな中国で先日、「ワニガメ+スッポン軟膏」なる不思議な薬の実演販売を見つけてしまいました。はてさてこれは一体何に効くのでしょうか…

「堂々とひそかに」行われている中国の迷信事情

世界最大の社会主義国家として、「科学的」であることを非常に重要視する中国では、迷信迷信は「非科学的」であり、排除すべきものと考えられています。

中国では法律で迷信は禁止されている?

中国では刑法刑法にこのような一文があります。

「迷信を利用して、国家の法律や行政法規を侵した場合、3年以上、7年以下の有期懲役に処する」-中華人民共和国刑法第300条第1項

実際には、中国の法律では迷信全般を信じること自体が明確に禁じられているわけではありませんが、そこは中国。

一般市民はこの法律を事実上の「迷信禁止令」と受け止めています。

中国式「ホンネとタテマエ」

とは言え、一様に「迷信は禁止」と言ったところで、人々の心がすぐに変わるものではありません。そもそも、多くの民族がそれぞれに長い歴史と独特の文化を持つ広大な中国で、 迷信の禁止を徹底するのは到底無理な話です。

ということで、今でも多くの家庭、とくに農村部や高齢者のいる家庭では迷信が根強く信じられています。

ただ、あまりに正々堂々とやると当局の「指導」を受けるので、当局の様子を伺いながら、誰かに尋ねられると「これは迷信ではない」と言い張るという、そうした絶妙なバランスで成り立っています。中国式の「ホンネとタテマエ」ですね。

民間薬と迷信の関係

一方で、治療と呪術・迷信には古来から密接な関係があります。古代の医学技術では薬効成分の究明などとても無理な話でしたから、ある程度致し方のないことではあります。

中国では今でも民間薬が盛んで、こうした民間薬の中には今でも迷信の影響を受けているものが少なくありません。

その中には、見た目が奇妙なもの、生態が風変わりなものほど、薬効が強いに違いない、という根強い考えがあるようで、中国では様々なゲテモノ薬を見ることができます(例えば、ヘビとトカゲの薬用酒など)。

補足:正規の病院や薬局で処方される漢方薬について迷信の心配をする必要はありません。

ワニガメとスッポンで作った軟膏の効能は?

さて、私が今回見かけたのは、そんな民間薬の一つ、ワニガメ・スッポン軟膏鳄鱼龟鳖膏です。

出典:1688.com

パッケージを見ると、腰痛、ひざ痛、リウマチ、ねんざ、関節炎など何にでも効く万能塗り薬、ということのようですが…

この薬が本当に効くかどうかはさておき、その販売方法が面白いな~と思いました。一種の、実演販売と言ってもいいのかもしれません。

さすがに、こちらのスズメバチ酒のように、生きた動物(虫)を使ってその場で作る、ということはなかったのですが、なかなかにインパクトのあるコマーシャル方法です。

こちらがその、マスコットとして展示されていたワニガメ鳄龟

なんとなんと、このワニガメ、生きていて、指を出すとカミツキます≧≦

ワニガメ

さすが淡水生物の王者と百度百科に書かれるだけのことはある風貌です。

それにしても、ワニガメってアメリカ大陸原産の種で、中国にはいなかった動物のはずなのですが…

もしかするとこれは、比較的新しめの迷信なのでしょうか。そうなると、ワニガメさんは完全にビジュアル先行で採用されたのであろうことは想像に難くありません。

むしろ、「ワニガメ」と言う名前だけでは知名度が低く、インパクトに弱いので、本人(?)に出演してもらってる、ということかもしれません。

日本の「ガマの油」に近い?

それにしても、中国ではこの「実物展示系」の実演販売手法が良くみられます。日本人からすると不思議に見えるかもしれません。

特にこうした催事系、テキ屋さんの商売というのは、お客さんに「欲しい!」と思わせたら勝ちですから、インパクト重視、客を雰囲気に飲み込むことができたらいい訳です。

そう言えば、昔の日本にも「ガマの油売り」というのがありました。

香具師がよく切れる刀で自分の腕にすっと切り傷をつけると切り傷から血筋が一本、そこにガマの油をさっとひと塗りもすればたちどころに出血は止まり、拍手喝采、ガマの油は飛ぶように売れ…

…どこに国も似たようなもの、ということなんでしょうね。

スッポンも実演に参加

この実演販売には、スッポンも出演?していました。

が、残念ながらこちらは剥製なのか、生きていませんでした。せっかくだからこちらも生きていると迫力満点だったのですが(^^;

ワニガメ・スッポン軟膏の実演販売

信じるか信じないかはあなた次第

さてさて、このワニガメ・スッポン軟膏、私は買いませんでしたが、ネットで調べると類似品も含めてかなり一般的な商品のようです。

値段も数元(100円前後)と、それほど高くありません。

皆さんの中で、もし皮膚の強さに自信のある人がいれば、中国旅行中にワニガメ・スッポン軟膏を見かけたら、試してくださいませんか?

レポートお待ちしてます≧≦

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この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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