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中国語の上達に大切な、たった1つの秘訣

2016/09/22

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《中文繁體》要學好外語,只有一個最重要的關鍵——持續學習
《中文简体》要学好外语,只有一个最重要的关键——持续学习

外国語を学ぶ誰しもが、「上手に話せるようになりたい」と思いますよね。独学で旧HSK8級と中国語検定準1級に合格した管理人が、これまでの中国語学習歴を振り返ってみました。

中国語(外国語)の上達度は、掛けた時間に比例する

私が中国語を学び始めたのは、20歳を目前にしたころでした。

しかし、私の学生時代はと言えば、机の上でいつも半田ごてが温まっていて、部屋の片隅には分解されたテレビやアンプが転がっているような根っからの工学系(要するに機械オタク)です。

当然、語学系の進路というのは頭になく、外国語は自分の世界を広げるためのツールとして学ぶつもりでした。

高校生の頃からラジオ講座で英会話は学んでいて、外国語の習得にある程度の時間がかかるというのは分かっていたので、社会に出るまでの時間から逆算して、中国語の基礎を勉強する3年計画を立てました。

その頃、私は日本の片田舎で暮らしていましたので、中国語との接点はありませんでしたが、それからほぼ3年間、ひたすらラジオ講座を聞き、移動中もラジオ講座のCDを聴き続けました。

「するとある日、街で中国人で道を尋ねられたところ、中国語がスラスラと出てきたんです!」となれば某「聞くだけ」教材のCMですが、当然そんなことが起こる訳もありません。

ですが今でも、その3年間で中国語の「下地作り」をしたことには大きな価値があったと感じています。

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後に私が出会い、座右の書となったロンブ・カトー著「わたしの外国語学習法」にはこうあります。

勤勉に、週二~三回、あるいはそれ以上の周期を守って外国語を勉強し続けることによって、四〜五年後には、自分の要求水準を満たすほどまでに到達することは可能です。

ロンブ・カトー著「わたしの外国語学習法」P.43

この人は14のヨーロッパ系言語と中国語、日本語を、ほとんど自国を出ることなく、純粋に学習という形で身につけてしまった方ですが、この本で述べていることはごく当たり前のことばかりです。

でも、そんな当たり前のことも、16ヶ国語を身につけた人に言われると非常に説得力があります。週二~三回なら、そんなに難しいことではないですね。

ちょっと脱線:「聞くだけ」教材で中国語(外国語)は上達するのか?

いつの時代にも「聞くだけ」外国語教材の宣伝は良く目に(耳に)します。それだけ外国語を身につけたいと思う人が多い、と同時に挫折する人も多いということなのでしょう。

それにしても、この「聞くだけ」教材で外国語を身につけることはできるのでしょうか。

良く聞かれるのは「赤ちゃんは聞くだけで言語を習得するのだから、同じようにするのがいいはずだ」というセリフ。なるほど、そうかと思わされますね。

しかし、「わたしの外国語学習法」によれば、それは大きな間違いです。

「幼児の特徴のひとつは、彼が未だ一つの目語も身につけていないという白紙状態にあることなのです。(中略)新しい言語に取りかかるとき、(大人)はこのすでに自分の中に形成されている一大体系を改築しなくてはならなくなるのです。」

ロンブ・カトー著「わたしの外国語学習法」P.62-63

大人の外国語学習は本に書き込み型まっさらなノート型の赤ちゃんと同じ方法で学べる訳がないということですね。

ちなみに、「聞くだけ」界で有名な「スピード・ラーニング」の累計会員数は100万人とのこと。少なく見積もって、もし30%でも効果のある学習法なら、30万人は成功者がいるはずですね。きっとどこかにいるはずです…

それはさておき、実のところ「多聴」というのは、ちゃんとした根拠のある学習法で、決して無駄な方法ではありません。事実、私もそうしていました。

でも、決してそれ「だけ」で話せるようにはなりません。広告の誇大表現に惑わされないようにしたいですね。

続ける努力ではなく、続ける「コツを見つける努力」をするのが中国語(外国語)上達のコツ

さて、私は元来、非常に飽きっぽい性格で、何かを継続することには非常な困難が伴います。

それで、最初の3年間を続けるための対策として考えたのが、「目標を持たない」こと。ラジオ講座を聞くことを楽しむ、それ自体を目標にしました。

私はそれまで、中国・中華圏とは一切接点がなかったので、ラジオ講座を聞いているだけで色々と自分の知らなかった世界が見えてきて、十分楽しむことができました。それでよし、と思うことにしたのです。

時には、自分の進歩の遅さを感じて焦ることもありましたが、NHKのラジオ講座は半年後にはまた四声からスタートするので、何巡目かには講座の中のミニテストに合格するようになって自信につながる、というのも良かったと感じています。

結果として、3年が経っても進歩はかなり怪しい状態でしたが、少なくとも中国語を聞くことに抵抗は感じなくなっていました。

この「中国語を聞いてもストレスにならない」という耳を作ったのは、後の中国語の進歩に大いに役だったと感じています。

「外国語学習を仕事、あるいは娯楽・休息の中に忍び込ませるのです。それも、そのいずれかを犠牲にして、というのではなく、それぞれを補うような形で。」

ロンブ・カトー著「わたしの外国語学習法」P.70

中国語の上達に大切なたった1つの秘訣-それは「続けること」

語学に終わりはないと言われます。学ぶことが嫌になったらそれでおしまいですが、続けてさえいれば必ず少しずつでも成長します。

ですから、「続ける努力」より「続けられるコツを見つける努力」に力を入れるといいと思います。

自分の趣味と中国語をリンクさせたり、好きな中国語圏のタレントの情報を集めたりするなど、自分なりの「楽しく」学べる方法を見つけられるといいですね。

S・P、年金生活者。「自分の切手のコレクションを整理するため、外国の説明書類を山ほど読みましたよ」。
M・E、高校三年生。「外国の有名なサッカー・チームが次にどの賦合に出場する予定なのか知らないでいると、何だか皆に遅れをとっているような気がしてならないんです」。
V・K、理髪師。「映画俳優についてなら、どんなことでも興味があるんです」。
M・A、某省某部長。「推理小説マニアなんです。結論が明らかになるまで、どんなに難しい外国語でも、おっぽり出す気になれませんね。とにかく細部まで知りつくしたいんですよ」。
L・I、印刷所勤務の女性。「外国の大好きな歌のメロディーを口癖になるほど歌い込んだんです。そのうちにはっと気づいたんです。そうだ、歌詞だって理解して覚えちゃおうって」。
V・S、医学部一回生。「精神医学に真剣に取り組もうと思いたって、それには二〜三ヵ国語は知らなくてはと考えたんです。今ではドイツ語で本が読めるようになりました」。
R・M、デザイナー。「外国の雑誌類をめくってますと、実に美しいインテリア、家具、衣類などのデザインにめぐり会うことがあるんです。それでいて書いてあることはさっぱりわからない……。これじゃいかんなと思いましてね」。

ロンブ・カトー著「わたしの外国語学習法」P.90-91

まずは3年、続けてみませんか?

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わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)
ロンブ カトー Lomb Kat´o筑摩書房 2000-03
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この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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