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[2015年版]中国語自動翻訳WEBサービス4社を徹底比較

2016/11/10

客先や友人から中国語のメールが届いたんだけど、だいたいの内容を知りたいことってありますよね。

最近は機械翻訳(自動翻訳)の精度もどんどん向上しているので、上手に使えば中国語と仲良く付き合うことができそうです。

オンラインで使えるWEB機械翻訳サービスについてまとめてみました。

機械翻訳(ソフトウェア自動翻訳)とは

コンピュータが自動で中国語を日本語に翻訳してくれるサービスです。全自動での翻訳なので、時間も非常に速い(数秒~数十秒)のが特徴です。現時点では無料のサービスがほとんどです。精度はまだまだ実用レベルとは言えませんが、補助的な用途であればある程度使えるレベルになってきているように感じます。

機械翻訳に向いている内容

・専門用語や形容詞の少ない定型文

・文法が正しく教科書的な内容

・ネット上の記事など、「なんとなく」分かれば良い内容

・プライバシーやビジネス上の機密が含まれていない内容

機械翻訳に向いていない内容

・専門用語や形容詞が多い具体的な文書

・正確に内容を把握する必要のあるビジネス文書等

・プライバシーやビジネス上の機密が含まれている内容

・砕けた言い回し、正確でない文法、比喩表現などが含まれている内容

個人情報・機密情報の流出に注意!

届いたメールや契約書などの機密情報を「とりあえず」オンラインの翻訳サービスにかけるのは非常に危険です!いったん流出した個人情報・機密情報を消去(回収)するのは事実上不可能です。「とりあえず」オンライン翻訳サービスを使う前に、そのメールや文書は外部に公開されても構わないものか、十分確認しましょう!

代表的な中国語WEB機械翻訳(自動翻訳)サービス

オンラインで機械翻訳(自動翻訳)を中国語→日本語で提供している中日翻訳サイトをいくつか挙げてみます(2015年3月現在)。

・Google翻訳(https://translate.google.co.jp/

・Excite翻訳(http://www.excite.co.jp/world/chinese/

※2015年3月現在、Weblio翻訳Nifty翻訳も中国語の自動翻訳サービスを提供していますが、Excite翻訳と同じエンジン(翻訳ソフト)を使っているようです。反応速度や使い勝手で使い分けてもいいでしょう。

・Yahoo!翻訳(http://honyaku.yahoo.co.jp/

・百度(バイドゥ)翻訳(http://fanyi.baidu.com/

中国語自動翻訳サービスのおすすめはExcite翻訳とYahoo!翻訳

サンプルとしてビジネス文例集にありそうなお礼状の文面を各サイトで翻訳してみました(翻訳結果は後述します)。サンプルが1種類なので厳密な比較ではありませんが、おおむねこのような順番と感じました。

1位:Excite翻訳

2位:Yahoo!翻訳

3位:バイドゥ翻訳

4位:Google翻訳

Excite翻訳とYahoo!翻訳はかなり高いレベルで訳文が出力されましたので、「とりあえず」この2つの翻訳サイトで訳してみて、2つを見比べるとある程度の意味をつかむことができるかもしれません。

関連記事:Yahoo!翻訳とExcite翻訳を5つの分野で徹底比較してみました

Google・Excite・Yahoo!・バイドゥの各翻訳サイトを徹底比較!

それではその4つのサービスの翻訳結果を比較してみたいと思います。

原文

张经理:
您好!
中日高科技有限公司向贵公司表示最衷心的感谢和最诚挚的祝福,感谢您长期以来对我们的支持和信任!
在过去的一年中,我们的团队在您的支持、鼓励、批评下得到了一定的成长。...

参考訳(C-STUDYによる和訳)

張マネージャー:
こんにちは!
中日ハイテク有限公司より心からの感謝と祝福を申し上げます。またこれまで長期にわたる弊社に対するご支持とご信頼にも心より感謝いたします。
過ぐる一年、弊社のチームは貴社からのサポート、励まし、ご指摘をいただき、確実に成長を遂げることができました。...

定型的ではありますが、中国語独特の大げさな比喩表現がところどころに見られます。こうした表現をどこまで翻訳できるか、また、形容詞の係り先などどこまで正確に判定できるかがチェックポイントになりますね。

Google翻訳

張:
こんにちは!
中日のハイテク株式会社あなたの最も心からの感謝と最高の願いに、私たちの支持と信頼のために長い時間をありがとう!
昨年、ご支援、励まし、批判で私たちのチームは、いくつかの成長ダウンしていた。...

あれ???と思ったかたも多いのではないでしょうか。インターネット王者のGoogleの翻訳はどれだけすごいのかと思ったら、意味の分からない訳文が出てきました。少なくともクレームのメールでないことだけは分かる、というレベルでしょうか(^^;

Googleはアルゴリズム(プログラム)重視の会社ですが、翻訳はまだまだノウハウの塊、もうしばらくの間アルゴリズムでは太刀打ちができない分野のようです。

Excite翻訳

張マネージャー:
こんにちは!
中日ハイテク有限会社は貴社に最も心からの感謝と最も誠実な祝福を表して、長い間私達の支持と信用に対してあなたに感謝します!
向こうへ行く1年中で、私達のチームはあなたの支持、激励、で一定成長を得たのを下へ批判します。...

こちらも、読んで意味が分かるレベルではありませんが、Google翻訳よりはかなりレベルが高い訳文になっていますね。

というのも、実は内部で使われているのは中国語学習者には有名なChineseWriterなどのソフトの開発元、高電社の自動翻訳ソフトなのです。

Yahoo!翻訳

張マネージャー:
こんにちは!
中日ハイテクの有限会社は貴社に最も心からの感謝と最も真摯な祝福を示して、あなたが私たちの支持と信頼に長期間対することを感謝します!
過去の1年に、私たちの団体があなたの支持にあって、激励して、批評下に一定の成長を得ました。...

意外とかなり健闘している印象です。こちらの翻訳エンジン(ソフト)は特許庁の中韓文献翻訳検索システムの中国語翻訳エンジンを提供しているクロスランゲージ社が作成しています。(参考

百度(バイドゥ)翻訳

張経理:
こんにちは!
中日のハイテク有限会社を貴社には最も心からの感謝と最も誠実な祝福に感謝して、あなたの長い間の応援と信頼!
過去の一年の中で、私たちのチームはあなたの支持、励まし、批判に一定の成長。...

中国製ですが、Googleよりましかもしれません。

機械翻訳(自動翻訳)の限界?

しかしながら、やはり機械翻訳、意味が正反対になっている箇所もあるので訳文を鵜呑みにするのは危険だと感じます。Excite翻訳を例にいくつかチェックポイントを挙げてみたいと思います。

 注:以下のチェックポイントは決して機械翻訳を批判する意図ではありません。機械翻訳の限界を理解して付き合うことをお勧めする目的で列挙しています

・「一定成長を得たのを下へ批判します」・・・中国語の批评が「批判」と訳され、手紙の書き手が批判しているようになっていますが、原文は「指摘をいただいて感謝している」という意図です。

・「ひそかに批判を率直に言っている」・・・中国語の私下が「ひそか」と訳されています。間違いではないのですが、文全体のイメージはなんか内部告発のように見えます。ですが実は原文の意図は、「個人的に(公でない場所で)率直に指摘してくれてありがとうございます。」というニュアンスなのです。メンツを大事にする中華文化ならではの言葉使いでしょうか。

・「私達の標準に対してあなたを高めて」・・・主語が逆になっています。原文の意図は「貴社の基準に向かって私達は努力する」ですので、主語が逆になるととても失礼な文面ですね。

まとめ:上手に使いドコロを見分けることが必要

機械翻訳は以前と比べればかなり優秀になってきているので、WEBの文書の概要を知りたい時などにはかなり便利です。

特にコピー&貼り付けでたちどころに翻訳が表示されるというのはすごいことですね。「今すぐ」概要を知りたいという時にはかなり使えるかもしれません。

ただ、自動翻訳の精度にはまだまだ限界があり、大切な文書を翻訳にかけて鵜呑みにしてしまうのは危険だということも分かりました。

せっかく共通の「漢字」という文字を使っている中国語圏と日本語圏、自動翻訳と人による翻訳を上手に使い分けて、もっと交流を増やしていきたいものです。

関連記事:Yahoo!翻訳とExcite翻訳を5つの分野で徹底比較!

-IT使いこなし, 中国語

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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