中国語 発音のコツ のお勧め記事

多音字の話(2) 「供給」の読み方

2016/10/09

前回の記事では、中国語の漢字の中に、まれに複数の読み方がある場合があることをご紹介しました。

 

こんな質問をいただいたことがあります。

 

「読んでいた本の中に供给という単語が出てきました。

辞書を引いたら読みが"gōng jǐ"と出ていたのですが、

友人の中国人は"gōng gěi"と読んでいました。

どちらが正しいのでしょうか?」

 

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(記事と写真は関係ありません)

 

はい、その気持ち、よく分かります(^^

辞書に載っている読み方や単語の使い方と、ネイティブの読み方・使い方が違っていると、

とても混乱してしまうのですね。

 

まず、その質問の答えは、と言うと

「どちらも正しい」

です。

 

しかし、どうしてそんなことがあるのでしょうか。

どちらかにして欲しいものですね!

でも、このジレンマをくぐり抜けると、中国語(に限りませんが)を学ぶのに、

気持ちがぐんと楽になりますよ。

そんな訳で、もう少しお付き合いください。

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(記事と写真は関係ありません)

 

さて、この「供给」問題を読み解くキーワードは、「柔軟性」です。

 

辞書の中国語は、「正しい」中国語ではあるのですが、

ごくまれに「一般的な」中国語とずれがあることがあります。

特に、私たちは試験に合格することではなく、ネイティブとの交流を目標に中国語を学んでいますから、

私たちが知りたいのは「何が正しいか」ではなく、「どうしたらネイティブに通じるか」ですね。

 

「供给」を"gōng gěi"と読んだ中国の方は、確かに間違った読み方をしているのですが、

もしその人と交流したいのであれば、私たちがそれに合わせる必要がありますね。

 

日本語でも同じようなことはあります。

例えば、日本語の「重複」という単語、皆さんは何と読みますか?

おそらく半数以上の方が「じゅうふく」と読むと思います。

実際、本来の正しい読み方は「ちょうふく」なのですが、

少なくとも最近は、「重複」を「ちょうふく」と発音する人はかなり少数派ですね。

 

そこを、空気を読めない外国人が、

「『重複』は『ちょうふく』が正しいです! ほら、辞書を見てください!」

と知った顔で主張するのは、ちょっと滑稽な風景ですね(^^

 

日本語の漢字の読み方も、時代とともに移り変わっていくのですね。

興味のある方は、「新しい」が昔はどう読まれていたか、ちょっと調べてみると面白いですよ。

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(記事と写真は関係ありません)

 

中国語で、ネイティブが辞書通りに読まないことが多い漢字は他に、

」や「角色」などがあります。

 

こうした漢字の読み方などは、その方の出身地や年代によっても差があるので、

柔軟な耳と心を持って交流できるといいですね。

 

C-STUDY 中国語レッスンは、ネイティブの方と交流できることを目標に、

道具としての中国語を学ぶお手伝いをしています。

 

ぜひ次回のレッスンで、先生に「生きた中国語」の例を教えてもらってください。

次にネイティブの方と交流する時にその言葉を使うと、

きっと相手の方の目の輝きが違うことに気づきますよ。

 

 

-中国語, 発音のコツ

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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