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浜松 横浜の「浜」の中国語の読み方はビン?バン?

2016/09/25

「『浜松』の『浜』の字を、電子辞書で検索したら読み方が『bāng』と出てきました。でも『浜松』の読み方って『bīn sōng』なんですよね?なぜ『bāng sōng』とは読まないのですか?」と、ある方に聞かれました。

この質問に答えるために、繁体字(旧字体)と新字体・簡体字の歴史について少しお話ししたいと思います。

「浜」はもともと「濵」

さて、全国には「浜」のついた地名がたくさんあります。例えば、「浜」のつく鉄道の駅は全国に91か所あるそうです。代表的なもので、横浜・浜松・小浜・久里浜などがあるでしょうか。

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さて、「」という字の旧字体は「」と書きます。これは繁体字(台湾で使われている文字)と同じ文字です。

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この文字は画数が多いので、日本と中国それぞれで、簡略化することにしました。

「浜」という字は「小川」の意味の別の漢字

日本では、「」をどう簡略化するかということで、ある先生が考えました。

「『濱』に雰囲気の似ている、日本ではほとんど使われなくなっている文字があるから、これを『濱』の新字体ということにしよう!」

それが、今私たちが使っている「」という漢字です。

ちなみに、「」という字は、もともと「」とは関係のない「小川」という意味の文字で、中国語で「」は今でも地名などに使われています、

これが、日本で「」が「」になったいきさつです。

飛機」が「飞机」になるように、中国の簡体字は、略し方がとても大胆だ、と言われることがありますが、日本もけっこう同じようなことをしているんです。  

Wikipedia「新字体」

中国では「濱」の右側の「うかんむり」を残して簡体字に

一方、中国では、「」という旧字は「」という簡体字になりました。日本の新字体と違って、右側にうかんむりが残っているのが特徴ですね。

少し説明が長くなりましたが、これが、「浜松」を簡体字で書くと「滨松」になる理由です。

「高塚」も日中で異なる簡略化がされた文字

ちなみに、JR東海道線で浜松駅から1つ大阪よりの駅は「高塚」という名前の駅ですが、この「」の字も、旧字体「(中に点が1つ入っているのが分かりますか?)」が、日本と中国で異なる簡略がされた例です。

日本の新字体では、今わたしたちになじみ深い、中の点を省略した「」という字になっていますが、中国の簡体字では、土へんを省略して、「」という字になっています。

ですから、「高塚」は「高冢」と読むのですね。

-中国語

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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