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中国の電動自転車は時速40km以上!

2016/09/20

下の写真の男性、ノーヘルでバイクに乗っていますね!確か中国でもバイクに乗る時はヘルメット着用が義務のはず。中国ではノーヘルは取り締まられないのでしょうか?

中国の電動自転車

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実は、この一見「バイク」に見える乗り物、中国で「电瓶车(diàn píng chē)」とか「电动车(diàn dòng chē)」と呼ばれる、「電動自転車」の一種です。正式には「电动自行车」と言われるようです。

中国の電動自転車は漕がなくても良い

中国の電動自転車は、日本の電動アシスト自転車とは違い、自分でこぐ必要がありません。法律上ペダルを備えていることが条件になっているので、申し訳程度にペダルがついていますが、漕いでいる人はほとんどみかけません。日本では法律で、自分で漕がなくても良いタイプは「原動機付自転車」として免許が必要です。数年前に、中国からこのタイプの電動自転車を輸入して乗りる人が、社会問題になったことがありましたね。

一方中国では、このタイプの電動自転車は免許証が不要なために非常に入手しやすく、かなりの人が利用しています。価格帯も2000元(約4万円)程度のものも多く、庶民でも手の届くなのも人気の秘密です。

中国の電動自転車

photo by dadiolli

バッテリーは今でも鉛電池が主流

日本の電動アシスト自転車は、漕ぐ必要があることや充電の手間も考慮されて、バッテリーがどんどん小型化されていて、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池が使われているものが多いようですが、中国ではバッテリーは消耗品と考えられているので、町の自転車屋さんでも修理や交換ができる鉛電池が今でも主流です。鉛電池は安価なので、間違いなく電動自転車の急速な普及にも役立っていると考えられます。

中国の電動自転車は非常に危険

中国の電動自転車の中には時速40km以上出るものも

ただ、この中国の電動自転車、あくまで「自転車」という扱いで、法律上の定義が曖昧なままになっています。そのため、歩道を走ったり、逆走したり、時速40kmぐらいは出したり(本来は法律で時速20km未満と定められています)する人が非常に多いことが問題になっています。もちろん、そうした違法電動自転車のブレーキやタイヤは時速40kmに耐えられるものではありませんので、緊急時や雨の日には非常に危険なことになります。また、バッテリーを長持ちさせるために夜でも前照灯を付けない人が多いことも大きな問題です。

中国のある都市の統計によれば、その都市の交通事故の4件に1件近くは電動自転車が引き起こしたもので、事故のリスクが高い非常に危険な乗り物ということが伺えます。

中国の電動自転車の保有台数は2億台以上

photo by Alpha

photo by Alpha

2013年までに電動自転車の保有台数は2億台を超えたと言われています。もしこれがすべてガソリンエンジンの原付バイクだったとしたら、中国の大気汚染はもっとひどいことになっていたことでしょう。ある意味で、電動自転車は中国の大気汚染を食い止める立役者と言えるのかもしれません。

電動自転車は既に、中国人にはなくてはならない乗り物になっています。ぜひ早急に法律を整備して、安心して電動自転車に乗れるようになってほしいものです。

-中国出張, 季節の風景

この記事を書いた人

C-STUDY管理人。フリーランスのプログラマー+中国語通訳翻訳+ブロガーをやってます。中国語は独学でHSK8級+中検準1級。中国・中華圏を中心に東アジア~東南アジアが活動範囲です。もっと詳しく

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